ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

生物

ホタルイカモドキのどこがモドキ

ホタルイカモドキ科に対して、似てるけどもっと大きいイカのグループがダイオウホタルイカモドキ科らしいんです。じゃあ、ホタルイカモドキ科は何に対してモドキなのか。オリジナルがあるからこそモドキも存在するのです。ホタルイカモドキ科があるならホタ…

ダイオウホタルイカモドキの謎

大王ってことはでかいのか、ホタルイカなら光るのか、それとも光らないのか。光らないホタルイカのどこがホタルイカなんじゃ、ハッキリしろゴルァ!!というツッコミが聞こえてきたので調べました。 まず、ダイオウホタルイカモドキという名前はどこに切れ目…

八本足のイカ

だんだん日記とネタ袋の境目がなくなりつつある昨今ですが、世間ではタコは八本足、イカは十本足なんてことを申します。しかし何事にも例外というものがあるのですね。静岡県清水町の会社員栗原友彦さんは沼津の海で八本足のイカの撮影に成功したそうです。…

シレン・ラレルティナ(実在?)←表記ミス?

米国南部にいるイモリの一種。前足しかなく、体長約1メートルで、乾期の間は沼に潜り、雨が降ると出てくるという。実在する生き物かもしれない。 上記の生物はなんの本から書き取ったものか思い出せないのだが、実在する生き物であるかのような紹介をしてい…

ビペス・カニクラ(実在?)

メキシコの二本足トカゲで、後ろ足がまったくないという。実在する生き物かもしれない。

兎の取り方(参考>西丸震哉『山の動物誌』実業之日本社)

小枝のついたままの竹の棒を持って、あと数メートルのところまで兎に近づく。ここで竹の棒をぶんぶん振り回すと、鷹の羽音に似ているため、兎は驚いて雪に穴を掘って、頭だけつっこんで隠れたつもりになる。そのまま棒をふりまわしながら近づいて、ひょいっ…

熊の胆(参考>西丸震哉『山の動物誌』実業之日本社)

熊の胆は熊の胆嚢であるが、豚のものと見分けがつかないので、山で熊を撃ってもその場で解体してはいけない。丸ごと担いでもってかえり、買い手の目の前で取り出さなくては価値を失う。

熊の糞(参考>西丸震哉『山の動物誌』実業之日本社)

熊の糞には植物の種がゴマのようにちりばめられている。そして何より人の糞とちがうところは、人の糞なら上に紙がのっているのだ。

宝珠の玉(参考>西丸震哉『山の動物誌』実業之日本社)

狐が持つ宝珠の玉というのは、狐が食べ残したウサギの尻尾が発酵して光を放つようになったものだ。狐の巣穴にころがっていることが多い。

獏、貘、駁

しばらく前にサイトの読者の方から謎の置物の写真が送られてきて、これは一体なんというものでしょうかと尋ねられた。伝説上の生き物は、同じものでも作者が違うと別の生き物みたいだったり、同じように見えて実は別の生き物だったりと、いろいろやっかいな…

一角:ウニコール(参考『本草綱目啓蒙』)

『本草綱目』には蛇角の名で出ているらしい。これがイッカクという鯨の仲間の前歯であることは現代ではその道の者ならば誰でも知っていることだが、日本にも中国にもこの生き物はおらず、ただ異国から角だけがもたらされるのを見て獣角とされた時代もあり、…

果然:オマキザル来日?(参考『本草綱目啓蒙』)

蘭山は果然をオナガザルと訓じているが、旧世界のオナガザルなのか、南米のオマキザルのことを言っているのかよくわからない。長崎には紅毛人(オランダ人)がペットとして持ち込むことがあるというから南米産のオマキザルかもしれない。色は黒く、鼻は上を…

カアイマン来日(参考『本草綱目啓蒙』)

ダ竜(ワニ)は日本にはいない。紅毛(オランダ)より小さなものが薬液に浸された状態で渡来し、見せ物にされていたことがある。紅毛でカアイマンと呼ばれているものであると『本草綱目啓蒙』にある。 カアイマンとは、今でいうカイマン類のことであろう。中…

海和尚(参考『和漢三才図会』)

海和尚は人面の亀である。江戸時代の日本で作られた『和漢三才図会』にあり、水木しげる氏が絵にしているのとほぼ同じものの絵が添えられている。 『和漢…』によれば、海和尚は別名を海坊主と言い、体はすっぽん、人面で頭髪はなく、大きなもので五、六尺(1…

虎頭魚体の海蛮師?海豹?(参考『夢溪筆談』)

嘉祐年間(1056-1063年)に海州の漁師が奇妙な生き物をつかまえた。体は魚で首は虎、虎の模様がある。二本の短い足が肩についており。指の爪は虎である。長さは七、八尺。人を見て涙を流す。役所に担ぎ込んだが数日後に死んでしまった。長老が言うには「海蛮…