ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

猿猴

果然:オマキザル来日?(参考『本草綱目啓蒙』)

蘭山は果然をオナガザルと訓じているが、旧世界のオナガザルなのか、南米のオマキザルのことを言っているのかよくわからない。長崎には紅毛人(オランダ人)がペットとして持ち込むことがあるというから南米産のオマキザルかもしれない。色は黒く、鼻は上を…

山操(参考『本草綱目啓蒙』)

さんそう。操はけものへん。山男、山おぢ、山ぢい、山ぢぢ、などと呼ばれるものと同じであろうと蘭山は言っている。深い山に住み、昼は隠れ、夜現れる。木こりなどが数日間やまごもる時に現れる。人が燃やす火に寄ってきて蟹をあぶって食べる。これを殺そう…

狒々(参考『本草綱目啓蒙』)

ヒヒ。費費とも。蘭山はヤマワロと訓じている。また、山笑、カンキョ人、梟陽人もこれと同じものとしている。深い山に住み、日本でも木曾(長野)、豊前(大分)、薩州、飛州、能州に住む。人に似て毛深く猿に似ている。毛は刺のようで赤い。死ぬと抜ける。…

猩々(参考『本草綱目啓蒙』)

ショウジョウ。象掌、生々とも。熊人、紅人と呼ばれるものもこれか。日本にはいない。嶺南、交趾(ベトナム)など熱帯に産する。山谷に数百の群れをなして暮らし、人に似て酒を好む。人の姓名、祖先の名字、その家に昔あった出来事などをよく知っている。 こ…