ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

書籍

『虫こぶ入門』

虫瘤というのは、ある種の虫が植物に卵を産み付けるなどして寄生すると、その部分が異常に育ってこぶのようになったもの。虫ではなく、菌の繁殖で作られる場合もある。そういった虫こぶがなぜ発生するか、昔の人はどう見ていたか、どんな種類があるかなどを…

『耳袋』

江戸時代後期。著者が耳にした不思議な話、面白い話を集めた本。耳袋とは、小耳に挟んだ話を書き留めたメモを入れておく袋という意味。新耳袋というタイトルの怪談集があるが、本家の耳袋は恐い本ではない。

『本草綱目啓蒙』

中国の百科事典『本草綱目』を読み解くための参考書のようなもの。江戸時代の学者 小野蘭山の著。本草綱目に収録されているものが日本ではなんと呼ばれているか、どのように扱われているかなどが解説されている。平凡社の東洋文庫にあるが、原文のみで口語訳…

『謎の発光体・球電』

著者はハンガリーの学者エゲリ・ジョルジ。日本語版はなんでもプラズマの大槻教授が監修している。ただし、著者によれば球電は風に影響されないのでプラズマではないだろうと言っている。球電という現象の正体がはっきりしないため、球電とそうでない現象と…

『島からのことづて』

内容はしらず。フールヤヌカンのことを調べようとするとこの本からの引用を多くみつける。近いうちに図書館で探そうと思う。

『蝶の幻想』

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の虫に関するエッセイ集。異国から来て日本の虫にこれほどの興味と愛と慈しみをそそいだ人も少ないと思う。日本や中国の虫に関する言い伝えや伝説を引きながら、この国の小さな生き物がいかに美しいか、またそれを愛する東…

『和漢三才図会』

江戸時代中期に作られた百科事典。中国の『本草綱目』を模して作られたらしい。口語訳は東洋文庫に収録されている。

『夢溪筆談』

政治家であり、文学者であり、学者であった沈括(1031-1095)が引退して夢渓園で書きつづった本。故事、音楽、神奇、異事、薬事など、さまざまなジャンルから彼のアンテナにびびっと触れた事柄を記録している壮大なネタ本。口語訳ならば東洋文庫に全訳版があ…