ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

古典

『耳袋』

江戸時代後期。著者が耳にした不思議な話、面白い話を集めた本。耳袋とは、小耳に挟んだ話を書き留めたメモを入れておく袋という意味。新耳袋というタイトルの怪談集があるが、本家の耳袋は恐い本ではない。

『本草綱目啓蒙』

中国の百科事典『本草綱目』を読み解くための参考書のようなもの。江戸時代の学者 小野蘭山の著。本草綱目に収録されているものが日本ではなんと呼ばれているか、どのように扱われているかなどが解説されている。平凡社の東洋文庫にあるが、原文のみで口語訳…

『和漢三才図会』

江戸時代中期に作られた百科事典。中国の『本草綱目』を模して作られたらしい。口語訳は東洋文庫に収録されている。

『夢溪筆談』

政治家であり、文学者であり、学者であった沈括(1031-1095)が引退して夢渓園で書きつづった本。故事、音楽、神奇、異事、薬事など、さまざまなジャンルから彼のアンテナにびびっと触れた事柄を記録している壮大なネタ本。口語訳ならば東洋文庫に全訳版があ…