著者はハンガリーの学者エゲリ・ジョルジ。日本語版はなんでもプラズマの大槻教授が監修している。ただし、著者によれば球電は風に影響されないのでプラズマではないだろうと言っている。球電という現象の正体がはっきりしないため、球電とそうでない現象との違いは著者の判断にかなり依存している部分があるような気がする。この本で球電の仕業としている人体発火現象の一部は、日本テレビの 200X でなんらかの検証をしていたように思う。たしか密閉した部屋でストーブをたくとおこる特殊な火災によって人体が跡形もなく溶けてしまうような高温になるのだと。残念ながら詳細は覚えていない。出版元は丸善。