ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

弁護士さんに会いに行きました

 足立区共産党の秀じい(鈴木秀三郎さん)に紹介された北千住法律事務所ってところへ行ってきました。

 わたしは葛飾区の人権相談会で相談員のおっさんに鼻先でせせら笑われて相手にしてもらえなかったことがあるので、今度もそんなふうに笑われるのではないかと思うと行っても仕方がないのではないかと思ってました。

 ところがー、そこの弁護士さん、疑うどころか「それは警察という異常な組織では日常茶飯事の出来事だから、あなたが言ってることは全部事実だと思う」って真顔で言うんです。

 警察という組織は「警察官の人権」を無視した組織なのだそうです。たとえば結婚さえ上司の許可をとらなきゃできないとか(それわたしも聞いたことがある、マジなの?)、上司の命令にはどんなに不服があっても逆らえないとか、なんかいろいろあるんだそうです。

 警察が町の平和を守っているのも事実だけれど、その裏側では、警察組織への怨みを弱い市民に向けてしまう狂った警官がたくさんいると、その弁護士さんは言ってました。時には警官が腕をねじって骨を折ったとしても「この人が自分で転んで折った」と平気でウソをつくこともあるそうです。狂った警官は市民を怒りのはけ口にして、さらには自分と警察組織を守るためならどんなウソでもつくそうです。

 警察はうそとごまかしで鉄板のように固められた組織です。警察を相手にするには動かない証拠をつきつけるしかないそうです。証拠がなければいつまでもウソをつくので戦っても無駄だというお話でした。

 わたしたちの場合は、Tという他人の承諾(これがすでにウソ)をとりつけたからといって、わたしが拒否しているのに強制的に連れて行かれたのは不当ではないか、という問題で苦悩しているわけですが、それについても警察はいくらでもウソとごまかしをするので、もう手をひいて裁判や話し合いではない別の方法で戦ったほうが賢いでしょうとのことでした。具体的に言うと、今わたしがやってるみたいに、手記をネットにアップしたり、同じような経験をした仲間を募って社会現象化させてしまうことなど……そんなことで警察が変わってたら、もうとっくに変わってそうな気もするんですけどね。

 さらに、警察との話し合いに弁護士さんが立ち会うとどうなるかって話ですが「普通はそういう仕事はしないんだけど、しても意味ないよ」とのことでした。もし警察に強く抗議したいなら、政財界かヤクザの大物を呼んでくるしかないと。警察は権力には弱いので、そいう人たちから話を通してもらうとコロッと態度が変わるそうです。

 うわーん、政財界にもヤクザさんにもお友達いないー。誰か助けてー。わたしのことを助けたい偉い人いませんかー。

 って、いるわけないか。ははは……(涙)

 そういうわけで、共産党系弁護士さんのお話はネタ的にはとても面白かったんですけど問題を解決するという意味では役にはたちませんでした。ちなみに弁護士さんとの相談は有料なんですけど、今回は共産党の鈴木秀三郎さんの紹介ということで無料でした。秀じいありがとう。でも役にたたなかったよ、ううう。

 それから、これは心の病で薬を飲み過ぎちゃう人とそのご家族に知っていてほしい情報なのですが、弁護士さんが言うには「警察は麻薬関係の事件をあげることに必死」だそうです。ほかの事件よりも、麻薬関係の事件をあげたほうがお手柄になるような話をしてました。

 もしそうだとすると「うちの子が薬を飲んで暴れてる」なんて通報を110番にした場合、違法ドラッグの中毒と思われてひどい目にあう可能性があるってことです。大きな手柄が待ってると思えば普段より強引にやろうとするでしょう(わたしなんか「暴れてなかった」のに連れて行かれましたよ)。

 もっと悩ましいのは、119番ならば通報しても大丈夫かって問題です。119番では、警察と連携して、警察の立ち会いが必要と思える患者に出会ったら110番に転送してしまうことになっているんです。わたしなんか「暴れていなかった」のに119番からも警察に転送された記録が残ってるそうです。要するにどこに頼っても警察に連れていかれる仕組みです。

 薬という言葉を聞くと、救急も違法ドラッグの可能性を考えてしまうようです。わたしの場合は、事件前日に同居人のTが消防署に相談に行っているのですが、そこで警察に相談しろと言われ、警察は安易に110番しろとすすめました。今思えばこのときからすでにヤク中摘発のシナリオで動き始めていたのかもしれません……深読みしすぎでしょうか。

 警察が来て、その結果、飲んだのが薬局で買った合法な薬であることがわかっても、警察ができることは病院の紹介ではなく「措置入院の手続き」だけです。措置入院というのは本人の意思に関係なく強制的に入院させちゃう措置のことです。そんなこと、誰だってされたくないですよね。

 無理にでも入院させる必要があるかどうか、本気で考えてください。警察に通報するということは措置入院の手続きを迫られるということです。本当に手に負えないほど暴れている(もしくは自傷行為を繰り返している)なら措置入院もしかたがないかもしれませんが、薬を飲んでボーッとしているだけの人間を、警察に引きずっていかせて本当に大丈夫ですか。そのことで家族との間に深い溝が出来てしまう可能性を考えてください。

 今、わたしの生活はめちゃくちゃです。
 息をすることさえ苦痛です。