夕顔観音
近くの図書館に本を取り寄せたら、何かの手違いで別の図書館に届いてしまいました。ネットから自分で予約したので操作中に間違えたんだと思います。遠いところに届いちゃったのならあきらめるんですけど、歩こうと思えば歩けてしまうような微妙な距離だったので歩いて取りに行きました。
普段歩かないようなところを探検気分で歩いていると、道ばたに高さ1mくらいの石碑があって「夕顔観音」と刻まれていました。でもあたりにはお寺はありません。お寺の代わりに廃止になった郵便局がありました。石碑も気になりますが郵便局の廃屋ってのも珍しいですよね。民家が併設されてる古いタイプの郵便局ですが、もう何年も使われてないみたいでした(家のほうにはどなたか住んでるかもしれませんけど)。
夕顔観音というのは葛飾の史跡の本に必ず出てくるので名前は知っています。たしか、ナントカさんが夢のお告げでどこかを掘ったら土の中から出てきたという観音様なのです。西水元の安福寺にあって、十二年ごとの午年にご開帳されます(まだ見たことない)。でも安福寺は石碑のある場所からちょっと離れてて、なんでこんなところに石碑だけあるんでしょう。それに、夕顔観音っていう名前も気になります。何か由来でもあるのでしょうか。
図書館で用事をすませてから家に帰り、とりあえず検索とかしてみたんですけど、どのページにも上に書いたような由来しか書いてなくて、代わりに千葉県や福島県の「夕顔観音」伝説がひっかかりました。どうも同じ名前の観音様があっちこっちにあるらしいんです。なんか不思議ー。