十二月十一日甲辰/1月20日(木)
六曜: 仏滅
二十八宿: 奎
二十四節季: 大寒
行事: 二十日正月、臘日(ろうじつ)
大辞林によると、臘日は大晦日のことだそうです(参考>このへん)。しかし今日は旧暦でも十二月十一日で大晦日ではありません。
「臘」で引くと「冬至後、第三の戌の日に行った行事」とあります(参考>このへん)。ところが今日は辰(たつ)の日で、戌(いぬ)の日ではありません。
臘日って一体…(^^;?
なんかの間違いかとも思い、神宮館運勢暦(高島易断所本部編集)ってやつを改めて見てるんですけど、やっぱり2005年1月20日(十二月十一日甲辰)のところに臘日って書いてある…ううむ。
こうなったら漢和辞典とかもひいちゃおうと思います。臘の説明を見ると…
- 臘は祭りの名。冬至の後第三の戌の日に行う。(大辞林と同じ説明)
- また臘は年の暮れのことでもある。十二月のこと。(十二月の別名を臘月という)
- 臘は塩漬けの肉。干し肉。(これがもとの意味っぽい気がする。肉月だし)
- 臘日は大晦日のこと。または臘八と同じ。
- 臘八は十二月八日のこと。釈迦がこの日に悟りを開いた。
- 臘は僧侶の得度後の年数のことを言う。
だそうです。大変です。十二月八日説まで出てきてしまいました。でも今日は旧暦十二月十一日なんです!
仕方がないので検索してみました。
このページによれば臘には合わせるという意味があるそうで、十二月は古い年と新しい年を接続する月だから臘月というらしいです。なるほど。で、臘日については「十二月八日」だと。『荊楚歳時記』にも八日だと書いてあるらしいです。でも今日は十一日なんですってば。
さらに検索を続けたところ、このページに「小寒以降、二度目の辰(たつ)の日」を臘日というと書いてありました。おおっ、これだ。小寒は1月5日で、その日から数えて確かに二度目の辰の日ですぞ。
結局、臘日と呼ばれる日は
など、さまざまあるらしいです。またその由来は、
- 人間が狩猟採集の生活をしていた原始時代に、獲物を神や先祖に捧げて感謝した祭りの名残。臘という字は「へん」が肉月なので肉に関係した文字であることは確かだし、獵(猟)という字と「旁」が同じなのもポイント。
- 冬は五行でいえば水にあたり、辰の日は五行で言えば土だから、水が土に帰り万物が生じる日なので水土の神に感謝を捧げる日。
ということらしいです。
話がよこちょにそれますが、インドのなんとか暦ではお釈迦様が生まれた日・悟りを開いた日・死んだ日が全部同じ日で、しかもその日は満月だったってことになってるらしくて、それが日本では全部別の日として割り振られてるのが前から謎です(生まれた日は四月八日、悟りを開いたのは十二月八日、死んだ日は二月十五日)。