太陽を運ぶカラス
できれば鶏で集めたいのですが、中国で太陽というと、どうしてもおさえておきたい鳥類の伝説があります。先に太陽の中にカラスが住んでいるという話をしましたが、その昔、太陽はカラスに持ち運ばれていたこともありました。
太陽はつねに一個しか出てこないので、たったひとつしかないように思われていますが、本来は十個あったのだそうです。世界の果てに太陽が休む泉があり、カラスが毎日一個ずつ太陽を背負って運んでいきます。
ある日、理由はわかりませんが、太陽がいっぺんに十個出てきてしまったことがあります。大地は焼けこげて、草も、木も枯れてしまいました。このままでは人間も動物たちも、みんな死に絶えてしまうでしょう。そこで堯帝がゲイという名前の弓の名手に命じて十個のうち九つの太陽を射落とさせました。そのため、今では太陽がまとめて出てくることはありません。
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