ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

便所神

青がいい、黄色がいい、赤がいい?

これは私が幼い頃に聞いた話だが、ある小学校で授業中にもよおした子供が席をたって便所に行った。ところが紙がなかったので、どうしようか迷っていると、誰か別の子供が入ってくる気配がした。「すみません、紙をくれませんか」その子が声をかけると、扉の…

ロクサン

南会津(福島)にはロクサンまたは通り神と呼ばれる便所の神がいる。この神は盲目で人が便所に唾を吐くとたたって目を病ませる。麻がらなどの捨て木を便槽に捨てると盲目の神様が拾い上げるのにくろうするからいけないなど、言い伝えが多数あるというが詳細…

烏瑟沙摩明王または烏枢沙摩明王

うすまさみょうおう。ウッチュシュマの音写。不浄金剛(ふじょうこんごう)、穢跡金剛(えしゃくこんごう)とも。弘法大師が唐から招来したと言われている神。悪いものを打ち負かし善に導く。眼病と下半身の病に霊験がある。便所の神さまとして知られている。…

フールヤヌカン(参考『島からのことづて』)

沖縄の便所の女神。漢字を当てるとフール屋ぬ神だろうか。家の各所の守り神を決める時に、美しい女の神が自ら便所を守ると言った。魂(まぶい)を落として元気のない人が、落とした場所で魂を拾えなかった時に、便所にて女神に祈ると魂を拾ってきてくれると…

紫姑神(参考『夢溪筆談』)

紫姑神は便所の女神である。 ある人の妾で本妻にいじめられ、毎日厠掃除をさせられていた。この女が正月十五日に死んだので、この日に紫姑をまつり、その年の蚕の良否をたずねた。また、便所に紫姑の像をつくり酒などを備えてまつる。正月十五日に限らず紫姑…