ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

最初のキャトル・ミューティレーション

(写真あり)http://cryptozoologynews.blogspot.com/2009/04/denver-paranormal-science-examiner.html
http://www.unexplainedstuff.com/Invaders-from-Outer-Space/The-UFO-Mystery-Grows-Cattle-mutilations.html

 キャトル・ミューティレーション Catlle Mutilation というのは、牛などの家畜が体の一部を切り取られて死んでいる現象のことを言います。切り取られたといっても、切り口から血が出た様子もなく、刃物で切ったというよりレーザーメスで焼き切ったかのような、不思議な切り口になっていて、ちょっと不思議な現象です。

 はじめて報告されたキャトル・ミューティレーションの例は、1967年9月、コロラド州アラモサのとある牧場でのこと。レディという白地に細かい斑のある馬が最初の犠牲者でした。

 レディは9月7日まで何事もなく元気でしたが、翌日から姿が見えなくなり、11日に無残な姿で見つかりました。首から上の肉と皮をはぎ取られ、骨がむき出しになっていましたが、血が流れた跡はありませんでした。

 その死に方があまりに尋常でないため、宇宙人が地球生物のサンプルをとるためにやったのだとか様々に言われましたが、レディを検視した獣医によれば脇腹に重い感染症があり、死因はそれによる自然死だというのです。首や腸などの失われた部分は、コヨーテなどが食い荒らしたものだと判断しました。

 また、その死体はのちに教育用の骨格標本にされましたが、骨盤の一部に穴があいており、どうやら銃で撃たれた跡だと言われています。つまり、ハイウエイから悪戯半分に撃たれた馬が、死んでから他の動物に食い荒らされたというのが真相だと…

 しかし、銃で撃たれたのが死因なら、獣医はどこを見て自然死と判断したのでしょうか。アメリカという国の大ざっぱさがわかるデータです。

 1979年9月、ワシントン州の警察官が、自然死した子牛を屋外に放置しておく実験を行いました。彼らは30時間その死体を見守りましたが、やがてアオバエとスカンクとハゲタカが子牛の舌や目玉を抜き、肛門を丸くあけて内蔵を食い荒らし、血の一滴も残らない状態にしたということです。

レディより前にあったキャトルミューティレーション

 1897年カンザス州ローリーでアレキサンダー・ハミルトンの牛小屋から葉巻型のUFOが牛を引き上げて盗もうとしたというものです。ハミルトンがカンザス州の下院議員であったことや、彼が正直者であることを証言する複数名の書名まであったことで大ニュースになったが、後のこれがでっちあげであることが、彼の娘の証言によりあきらかになった。