ティサの花 Tiszavirág
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/feature/0305/f_4_zoom1.shtml
ハンガリーのティサ川では毎夏、カゲロウが大発生し、「ティサの開花」と呼ばれる。
http://www.szagami.com/backnumber/0008.html
“ティサの花”という名前のティサ川に生息するカゲロウの幼虫は、成虫になる段階で川の中から水面に現れ、そのおびただしい群れがカーペットのような形をつくる。“ティサの花”はハンガリー語で、はかない、うつろいやすい、という意味を持つ。
http://blog.szagami.com/archives/box.html
英語で“Mayfly”と呼ばれているように5月に飛び立つカゲロウ。
ハンガリーではTiszavirág(ティサの花)と呼ばれるヨーロッパ最大のカゲロウが群をなして飛ぶ様子がナショナル・ジオグラフィックでも取り上げられたほど。(↓Tiszavirág・2006年7月撮影)
カゲロウといっても幼虫が蟻地獄のウスバカゲロウみたいなやつじゃなくて、蜉蝣目のカゲロウのこと。幼虫は水の中で暮らします。
ハンガリーにはヨーロッパ最大と言われるカゲロウの仲間がいて、それが一斉に羽化して水上で交尾する様子を「ティサの花]と言うそうです。2009年9月5日放映の「世界ふしぎ発見!」でも紹介されていました。一瞬「ハチドリ?」と思うような大きなカゲロウでした。
カゲロウの大発生は、日本でも時々ニュースになります。道路がカゲロウでいっぱいになり、車がスリップするとかしないとか。
身近にカゲロウが住む水辺がないのでぜんっぜん知らなかったんですが、ヤツらは羽化するとすぐに成虫になるんじゃなくて、まず、亜成虫になり、もう一度脱皮して成虫になるんだそうです(テレビではオスだけが亜成虫になると説明していた)。亜成虫には成虫と同じく翅があり、飛べるようです。脱皮は、翅までキレイに一皮剥けるようでした。……ううむ、見たいぞ、カゲロウの脱皮!!
そうやって、二度も羽化しておいて、交尾するとあっという間に死んじゃう。蜉蝣目(かげろうもく)のことを学名で Ephemeroptera エフェメロプテラと言いますが、ラテン語で「はかない・羽」という意味です。