ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

6日の日記

 晴れ。東京の最高気温は32度、風は爽やかでした。

虫:めくるめく変態の世界

 ホソオビアシブトクチバは二頭とも無事蛹化したようです。一頭がものの隙間で前蛹になってしまい、ダメかなあと思ったのですが、「もの」のほうをぶっ壊して様子を見たところ無事に脱皮して蛹になりました(ものは餌の植物を立てるために作った紙の台です)。
 前蛹(ぜんよう)というのは蛹になる前の形態です。体が縮んで別の虫みたいになって動かなくなります。たとえば 50mm くらいあった芋虫が、前蛹になると 20mm くらいになっちゃうことがあります。その状態で丸一日以上じーっとしています。そして蛹になるともっと体が小さくなります。一体ヤツらの体の中では何がおこっているのやら。


 蛹だった二頭目ゴマダラチョウは、夜おそくに翅が透けて見えるようになり、羽化が近いことはわかりましたが眠いので放置(起きてて写真とれよとは思うんですけどー)、朝には羽化して蝶になってました。ゴマダラチョウの雌雄は翅の裏の模様で見るらしいです。メスは白っぽく、オスは黒い部分が多いって話ですが、模様は個体差があるのでどうも見分けに自信がありません。


 口から黒い液が出てたヨモギエダシャクも夜見たら立派に蛹化してました。今のところ生きてます。前蛹の状態が長かったです。二日近くあったと思います。蛾の幼虫は土の中や上で蛹になることが多く、糸を吐いて土や葉っぱをつづって蛹室(というか繭っぽいもの)を作ることが多いんですが、ヨモギエダシャクは糸を吐く様子がまるでなく、突然体の変化が始まってゴロンと転がってました。いくつか飼ってみないと自然でもこうなのかわかりませんが。


 関係ないけどなんで性欲変態とかのヘンタイと、昆虫の変態は同じ字を書くんでしょうね。完全変態とか不完全変態とか響きがややエロですよね。

図書館でサイボーグ009を読みまくってみるテスト

 昨今の公立図書館には漫画まであって、おまけに貸し出しまでしてるんです。別に郷土資料的なものとかじゃなくて、なぜ所蔵されてるのかイマイチよくわかんないものとかもあったりして。そんなスペースがあるなら閉架になってるアレとかソレとかを出しておけよって思ったり思わなかったりするわけですが、まあいいやどうでも。

 東映チャンネルで79年版の『サイボーグ009』をやっているので、原作読んでおこうと思って、ネットカフェに行く前に図書館を検索したら、なんか普通にあるし。しかも秋田書店の豪華版と同内容の文庫版が 2セットずつあって余裕で借りられちゃう。たしかに古典作品なのであったっておかしくないけど、なんだかフクザツナ気分。

 それはともかく、009の原作は読んだ事ないかっていうとあるんです。ウィキペディアで第一期と呼ばれてるやつはサンデーコミックス版で読んだはず。それ以降のやつは飛び飛びにしか読んでません。この日は誕生編をのぞいて、12巻まで(発表年と順番が違って何がなにやら)読みました。

 ウィキペディアで第二期と呼んでる地下帝国ヨミ編はすごく面白いです。でもそれ以降の中・長編は出がらしみたいな話が多くてビミョー。クビクロみたいな短編はサイドストーリーとしてとても面白いんだけどなあ。きれいにまとまってるんだからヨミ編でやめとけばよかったのにって、ウィキペディア読むとやっぱり同じようなこと言ってる人はけっこういるみたいね。

 とりあえずまだ先があるのでしばらく009祭りですよ。

バスって涼しい

 図書館で009を借りて、最初は図書館で読み始めたんですが、図書館はひどく暑いので長時間いられません。涼しい場所として次善の策はマクドナルドなんですが、混んでる時は長くいづらいです。そこでバスですね。どうせ家から図書館までバスに乗るので一日乗車券を買ってバスで行ったり来たり。バスは涼しいですぞ。すいてるバスを選べば図書館より快適です。空で走らせておくくらいなら閲覧室として使ったほうがいいですぞ(やな客だ)。

熱中時代の平成版

 4月にやってたドラマスペシャル『熱中時代』を、録画したままずーっと見てなかったので、昨日ついに見てみました。水谷豊のをリアルタイムで知ってる世代なので、あのイメージでどこまで新しいものを作れるのかかなり期待してました。でも、これは見ないで消せばよかったなあ。10分みてこれはダメだと思ったけれど、いちおう最後まで見ましたよ。設定としては主役が北野広大の教え子という役柄で、校長先生も旧作の息子ってことになっているみたい。つまりリメイクではなくて続編。

 続編なんだから出てくる人はみんな別人なのに、何勘違いしちゃってるのか船越英一郎が最後までお父さんの物まねだったのには号泣した。熱中時代の校長先生は船越英二だったんですが、これがもう本当に愛すべき校長先生だったんですよ。だいだい大好きです。でもあれは船越父の個性が作った役なので、いくら顔がそっくりだからって船越息子がマネたってぜんぜんダメなんです。設定的にも親子なので顔が似てるのはいいとして、性格的には別人として演じるべきだったはず。でもあれは絶対に「お父さんみたいにやってください」って注文されてますね。口調やしぐさまでまったくそっくりに演じてましたから……監督アホなんか(涙)

 あと、なんで主演を佐藤隆太にしちゃったんでしょうね。もう他のドラマで似たような先生役をやっちゃってるのに、なんでわざわざ連れてきて同じようなことをさせちゃったんだろう。そんなの企画段階で失敗が見えてきそうなものなのに。どうせ佐藤隆太にやらせるなら「ルーキーズとはまったく別の感じで演じてください。熱中時代旧作のイメージも壊していいです」ってな感じでたのまなきゃ面白くもなんともないはず。『JIN』を見てるとまったく別の演技ができる人なので、やり方次第でもう少しマシになったんじゃないのかと思うんですけど。ストーリーも紋切り型すぎて何がしたかったのかよくわからないしね。地震から半月後くらいに放映されたはずなので、たぶん視聴率は最低だったと思うんですが、反響が薄いのは地震のせいじゃないぞって声を大にして言いたい。


 ってなわけで、一日の終わりにしょーもないドラマ見たら力尽きて寝てしまいましたとさ。

夜中に地震

 寝る前だったから0時すぎくらいかな。ちょっと揺れてました。