猫の目時計
豊臣秀吉は朝鮮出兵の折に猫を連れて行った。明るさによって大きさの変わる瞳孔を見て時刻を知るためである(所さんの目がテン29日放送のクイズ)。
その時海を渡った七頭の猫のうち、日本に生きて帰った二頭を神として祀った神社がある。鹿児島にある猫神神社というのがそれで、目がテンにちらりと映っていた猫の絵馬はこの神社のものであるらしい。
旅行記 ・猫神神社 (仙巌園)− 鹿児島市
こちらは写真がきれい。
また、出典等はさっぱりわからないが、忍者が猫の目を見て時刻を読んだと学研のひみつシリーズ『忍術手品のひみつ』に書いてある。昭和五十年代の版。
明六つ | :丸い | :早朝6時ごろ |
朝五つ | :卵 | : |
朝四つ | :柿の実 | : |
昼九つ | :針 | :お昼ごろ |
昼八つ | :柿の実 | : |
昼七つ | :卵 | : |
暮六つ | :丸い | :夕方18時ごろ |
なぜかこの本は明六つを酉の刻としており、昼八つを丑の刻としている。十二時間分読み間違えているんじゃないかと思うんだけど……?