ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

おむすびとおにぎりの違い(ダイバスター・古事記・その他)

 ゆりっぺ曰く「古事記に出てくる三人の神様の御利益を受けるために、お米で三角の山を作ったのがおむすびのはじまり。形とかこだわらないでにぎったものをおにぎりっていうの」だそうです。こんな番組がソースというのもアレですが、根も葉もない話ではありません。『古事記』によれば、天地の始まりの時に、高天原に三人の神が生まれたとあります。その神様の名前は、アメノミナカノヌシ(天之御中主神)、タカミムスビ高御産巣日神)、カミムスビ神産巣日神)です。ゆりっぺが言ってる三人の神というのは、この三柱の神のことみたいです。

 この神様たちに捧げるためにお米で三角を作ったわけですが、なぜ三角かというと、古代の日本では山に神様がいる、山そのものが神様といった考え方をしたので、お供え物も山の形にして、ムスビの神に捧げるものだから「おむすび」と呼んだというわけです。この説をとるなら、おむすびは三角の山の形をしていなくてはならず、俵型や丸型のものはおむすびではありません。

 ただし、おむすびとおにぎりの違いには諸説ありまして、

「おにぎり」「おむすび」「握り飯」と様々な呼び方がありますが、手で握ったものを「おにぎり」「握り飯」、笹の葉などでくるんで紐で結んだものを「おむすび」と呼ぶようです。また、地方によって呼び名が違い、東日本では「おむすび」、西日本では「おにぎり」と呼ぶことが多いようです。
おにぎり|日本文化いろは事典

地方によって呼び名が違い、東日本のほうに「おむすび」、西日本のほうに「おにぎり」が多いと言われています。しかし千葉県のように「大きくにぎるのがおむすび」「小さく握るのがおにぎり」と、使い分けがされているところもあるようです。「おむすび」はもともと女官言葉だそうです。そういえば少しお上品な感じがしませんか?
http://www.three-f.co.jp/special/onigiri/chigai.html

日本人もほとんどの人が曖昧だったと思うのだが、実は、「おにぎり」と「おむすび」には大きな違いがある。というのを、私も最近テレビで知ったのだが、「おむすび」は手だけでにぎったもの、「おにぎり」は器具を使ってにぎったもの、が正しい
専用プレスで「スパムむすび」を作ってみた (2006年1月9日) - エキサイトニュース

というように、さまざまな条件で呼び分けられているようです。

 わたしは昔、永六輔が「かたくむすんだのがおむすび、ふんわりにぎったのがおにぎり」というような説明をしてるのを聞いたことがあるのですが、口から出任せである可能性を否定できません(笑)