ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

雄略天皇と虻と蜻蛉(参考『古事記』『日本書紀』)

 雄略天皇が吉野のあきづのにいでまして狩を楽しまれた折りに、虻(アブ)が飛んできて御腕を噛んだ。そこへ蜻蛉(トンボ)が飛んできて虻をつかまえて飛び去った。天皇は家来に命じて歌を作らせ蜻蛉をたたえた。その歌の大意は「狩の獲物を待っていると、虻が飛んできて陛下を噛みました。その虻を蜻蛉がさらって行ったので、倭の国を蜻蛉島(あきつしま)と呼ぶことにしましょう」