ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

酢貝(スガイ)

 山口県阿武郡では、失せものを探す時、また何かの犯人の行方を探す際に、酢貝を酢に浮かべて占った。酢貝は泡をだしてミズスマシのように泳ぎ回り、やがて動きをとめる。その方角に探しているものがあると言われている。江戸時代には、漁民が酢貝をオモチャとして売ったと言われている。参考>平凡社『昭和なつかし博物学』、和漢三才図会


 酢貝というのが貝であることは間違いないが、貝殻そのものではなく巻き貝の蓋である。動き回るのは石灰質が酸と反応して二酸化炭素が発生するからだそうだ。酢貝でなくとも小さな貝の蓋(あるいは貝殻を砕いたものも?)で同じことができるという。


◎微小貝データベース・酢貝
http://bigai.world.coocan.jp/pic_book/data01/a0510.html