ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

ウミホオズキ

 東京出身の知人によれば、子供の頃に縁日の屋台で「海ほおずき」と言うものを買ったという。小さな袋状の何かで、赤いものと色のついていないものがあり、口に入れて鳴らしたそうだ。

 その知人は植物のホオズキの鳴らし方を知らず、「なぜホオズキというのかよくわからない」というので、実を指でもんでから、果肉を上手に取り出して袋状にしたのを口の中で鳴らすんだよと教えたら喜んでいた。

 わたしは海ほおずきを見たことがない。知人は「海草だと聞いた」と言っていた。しらべてみると動物性のもので、ある種の巻き貝が岩にうみつける卵嚢のことらしい。卵嚢というのは卵の入った袋(=嚢:ふくろ)のことだ。赤いのは着色してあるらしい。参考>平凡社『昭和なつかし博物学