2004-08-13 奇妙な雷?球電?(参考『夢溪筆談』) 中国 気象 李舜挙の家に雷が落ちた。母屋の西の建物から火の手があがり、人々はおどろいて逃げ出したが、雷が収まってから見に行くと、家は無事で壁が黒くすすけていた。木の戸棚や漆器は無事だったが、一緒にしまわれていた銀の食器は溶けていた。刀は鞘の中で溶けていたが鞘は無傷だった。火はまず木を焼き次に金石を溶かすものだが、人智では計り知れないことというものは起こるのである。以上は東洋文庫に収録されている口語訳よりメモしたもの。この部分をエゲリ・ジョルジという人が自身の著書で球電現象であると紹介している。