ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

アリの蛹の取り出し方

 最近ツイートのまとめばっかりですみません。一回設定してそのまま放り出してあるもので。


 それはそうと、アリの蛹の取り出し方です。
 公園などで枝打ちして、そのまま放置されてることってありますよね。ああいう朽ち木にアリが巣を作っていることがあります。鉈で割るとわらわらとアリがでてきて、大事な蛹を安全な場所に運ぼうとします。

 そうしたら、朽ち木を鉈やマイナスドライバーを使って粉々にしてしまい、新聞紙の上にのせます。それを新聞紙ごと日の当たるコンクリートの上にでものせておくとどうなるか。


 アリたちは慌てて蛹を新聞紙の下に隠そうとします。おそらく蛹が直射日光に弱いのでしょう。30分もするとすっかり移動が済んで、新聞紙の上に木くず、下には蛹と、きれいに分離します。


 分離させてどうするかって?
 えー、わたしにこの方法を教えてくれた人たちは、ごま油で炒めて食べてました(笑) わたしも食べましたがそこそこ美味しかったです。
 タイ料理でツムギアリの幼虫と蛹を使いますが、あれを日本のアリでやってみたというわけですね。


 なお、新聞紙の下は、アリの巣としては不完全なので、最終的にはもっと安全なところに移動してしまいます。30分が目安です。それ以上放置するといなくなるので気をつけて。


 料理するかどうかはともかく、アリの性質を知る面白い実験になりますから、小・中学校の授業でやるとよさそうです。無人島に流れ着いた時なんかも、この方法でタンパク源を確保できるかもしれません。是非おぼえておいてください。