地下10メートルの土中から生きたサンショウウオが出土した話
1987年6月、ヤクート自治共和国のシベリア・ツンドラ地帯の金鉱で、地下10メートルの土中から冷凍状態のサンショウウオが発見された。凍ったサンショウウオは、日に当ててとかしたところ、生き返って動き始めたが、数日後に死んでしまったという。サンショウウオが発見された永久凍土帯はだいたい一万年以上前の地層とのこと。
ソビエト科学アカデミーのシベリア局生物研究所長ニキタ・ソロモノフ教授は「この地方では以前にも同様の実例が報告されており、サンショウウオは永久凍土帯で仮死状態のまま何万年も眠り、蘇生する可能性がある」と言っている。
- 作者: 南山宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/04
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