イタドリ

　イタドリという野草は、英名ではジャパニーズ・ノットウィード（Japanese knotweed）と呼ばれる。日本では繁殖して困るというような話はあまり聞かないが、イギリスでは繁殖力の強い「外来種」として嫌われている（英国のテレビドラマ「ローズマリー＆タイム」）。イタドリをヨーロッパに持ち込んだのはシーボルトで、かわいらしい白い花が咲くというので欧州各地のガーデナーに喜ばれた。
http://www.asahi-net.or.jp/~fc8m-stu/knotweed.html
http://plaza.rakuten.co.jp/mtfujikon/diary/200701180000/
http://www.afftis.or.jp/satoyama/summer/8.html

# 日本で外来の動植物がその繁殖力の強さ故に嫌われているのと同じように、日本から海外へ出た動植物もまた各国で嫌われている。
# マメコガネという甲虫は、英語ではジャパニーズ・ビートルと呼ばれ、アメリカで豆の害虫としておそれられている。
# 観賞用に持ち込まれたクズ（葛）がアメリカで繁殖して嫌われている。
# ニュージーランドではワカメが増えている。これは日本からの船が捨てるバラスト水に混ざっていたワカメの切れ端から繁殖したものらしい。