日本で最初に珈琲を飲んだのは?
- 残念ながら誰が最初に飲んだかは伝えられていないが、1640年頃に、長崎の出島にあったオランダ商館にコーヒーが持ち込まれたと考えられている。
- 1776年「ツンベルク紀行」に「(出島の)二、三の通訳のみがようやくコーヒーの味を知るのみ」との記述あり。
- 1804年、江戸時代の狂歌師である太田南畝(大田南畝とも=大田蜀山人)が『瓊浦又綴けいほゆうてつ)』で「紅毛船にてカウヒイといふものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、白糖を和したるものなり、こげくさくて味はふに堪ず」と書き残している。
- 1823年、シーボルト来日。出島にて日本人と一緒にコーヒーを楽しんだと言う。『江戸参府紀行』
- 1877年、コーヒー18トンが輸入される。これが日本で最初のコーヒー輸入の記録であるらしい。
- 1910年ごろ、銀座にカフェが次々にオープンする。
- 1830年代、日本各地にカフェができる。大阪では配達コーヒーも盛んに。
- 1940年ごろ、敵国の飲み物であるとされ、輸入禁止に。
- 1950年、コーヒーの輸入が再開される。
一般庶民が広くコーヒーを飲むようになり、本格的に広まったのは、第二次世界大戦後である。