ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

日本で最初に珈琲を飲んだのは?

  • 残念ながら誰が最初に飲んだかは伝えられていないが、1640年頃に、長崎の出島にあったオランダ商館にコーヒーが持ち込まれたと考えられている。
  • 1776年「ツンベルク紀行」に「(出島の)二、三の通訳のみがようやくコーヒーの味を知るのみ」との記述あり。
  • 1799年、蘭学者司馬江漢和蘭茶臼と称するコーヒーミルを制作しており、これが日本で最初、もしくはきわめて最初に近い国産のコーヒーミルだったと考えられている。
  • 1804年、江戸時代の狂歌師である太田南畝(大田南畝とも=大田蜀山人)が『瓊浦又綴けいほゆうてつ)』で「紅毛船にてカウヒイといふものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、白糖を和したるものなり、こげくさくて味はふに堪ず」と書き残している。
  • 1823年、シーボルト来日。出島にて日本人と一緒にコーヒーを楽しんだと言う。『江戸参府紀行』
  • 1877年、コーヒー18トンが輸入される。これが日本で最初のコーヒー輸入の記録であるらしい。
  • 1910年ごろ、銀座にカフェが次々にオープンする。
  • 1830年代、日本各地にカフェができる。大阪では配達コーヒーも盛んに。
  • 昭和初期、南紀遠洋漁業に従事する漁師には出航前に熱いコーヒーを飲む習慣があったとの記録がある。
  • 1940年ごろ、敵国の飲み物であるとされ、輸入禁止に。 
  • 1950年、コーヒーの輸入が再開される。

 一般庶民が広くコーヒーを飲むようになり、本格的に広まったのは、第二次世界大戦後である。


参考
『コーヒー味わいの「コツ」』柴田書店
『香り高く味わう 珈琲 おうちがたちまちカフェになる』池田書店