カンボジアの野生化人
8歳に密林で不明の女性、“野生化?”19年ぶり発見
【バンコク=田原徳容】カンボジアからの報道によると、同国北部のジャングルで、8歳で行方不明になっていた女性(27)が19年ぶりに発見され、無事救出された。
地元警察によると、女性は右腕の傷跡で本人と特定されたが、長年のジャングル暮らしで言葉もほとんど話せず、「半分人間、半分動物」の状態だという。
女性はロチョム・プンギェンさんで、1988年に首都プノンペンの北東350キロメートルにあるラタナキリ州の村で、水牛の世話をしていた際にいなくなったとされていた。
地元メディアなどによると、最近、村で食料が盗まれる事案が頻発し、村人が見張りを立てたところ、13日におなかをすかしたロチョムさんが裸で現れ、地面の米粒を拾って食べるなどした。保護されたロチョムさんは空腹になると腹をたたいて知らせ、服を脱いでジャングルに帰るしぐさも見せたという。
警察は「DNA鑑定が必要」としており、家族も同意している。
(2007年1月19日12時8分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070119it04.htm
こういうのを読んだら「ヒトは人間として生まれるのではなく、ヒトとして生まれて人間に育つのだ」とか言わねばならんのかもしれませんが、最初の感想が「人間みたいなふやけた生き物の子供が19年間も野生で暮らせたってことは、カンボジアにはそれだけ深くて豊かなジャングルがあるってことなのね……ウットリ」だったわたくしって一体。日本の山では野生児が大人になるまで育ったりしないと思うんだよ。ツキノワグマやイノシシですら人里に出てきちゃうようなご時世だものね?