ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

針先でさぐるのはやめれっ

 というわけで、帰ってきたのだが。思いのほか早く再発しちゃったらわかんないけど、そうでないなら入院はこれで最後になる予定。

 今回は看護婦さんもお医者さんも薬剤師さんも、来る人来る人が口をそろえて「咬まれたって野良に? えっ、家猫なのー?」ってそればっかりだった。おそるべしがぼ様。普段は虫も殺さない温厚な(というか寝ぼけた)猫なのにねえ。猫傷はもう「なおりかけで痒い」くらいの状態なのに、みんなそればっかり心配してくれる。どっちかといえば痛いのは点滴がささってた左腕だし、痛い理由がよくわかんないので不気味なんだけどね。

 わたしの腕は、もともと血管が細かったりへんなとこ走ってたりして針を刺しにくいらしいんだけど、抗癌剤を六回もくりかえしてるせいか、血管自体が弱ってるのかもしれないよ。先月の治療の時も、液がもれたりしたわけじゃないのに腕が痛くなって刺しなおすしかなかった。

 しかも、今回点滴のルートを作ってくれた先生が、正直あまり上手じゃない。針を刺してから、針先で血管をさぐる人なの。普通の点滴ならそれでも大丈夫だし、わたしもうまく刺さるまでお付き合い申し上げるんだけど、抗癌剤治療の時にそんなことされたら針が直接刺さっている場所じゃなく、針先で傷つけた血管から液が漏れて皮膚やら肉やらが抗癌剤で壊死するんだってば。

 前に漏れちゃったときもそうだった。針が刺さってたポイントではなく、ちょうど針先があたってた部分が茶色く変色してしこりになった。それも入院中に漏れてるってわからなくて、退院した翌日くらいに変色しはじめて、抗癌剤が漏れたのがわかったんだよ。半年たつのにまだしこりになってる。そういうのはイヤなので、上手な人に変わってもらいたかったんだけど、先生たちが交代で正月休みをとってるみたいで、人手が少ない感じだったんだよねえ。

 仕方ないのでその先生で我慢することにして「そこは痛い」「いててて、ダメそれじゃ漏れる」とかいって一発で刺さるまで場所を変えてもらったら、もう他に刺す場所なくなってしまった。最後に一番うまくさせたところで抗癌剤をやったら、液が漏れたりはしてないと思うんだけど腕が痛くて仕方ない。でも刺しなおす場所はもうない。看護婦さんに「邪魔だからって刺しなおしてもらってるから刺す場所がなくなるのよ」とか説教されそうになったけど、なら針先で血管をさぐらなくても刺せる人を探してこいよゴルァだよ。そんなこんなで、生茶がぶ飲み修行に突入するわけだ。点滴で痛みがないなら口から飲むよりそのほうが楽なんだよ。好きでこんなマネしてるわけじゃないのよ、キーッ(笑)タショウハ ネタデ ヤッテマスケド