ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

スイカ(所さんの目がテン)

 スイカの原産地はアフリカのカラハリ砂漠。日本には江戸時代に中国経由で伝来した。中国の西から来たので西瓜と書いてスイカと読む。#中国語ではシーグァ。おそらく中国語の発音がそのまま日本語になってスイカになったのではないかと。

 スイカの原種はメロンくらいの大きさで、皮の色は薄い緑または黄色で、縞模様が薄い。果肉は淡い黄色。味は苦味があり甘くはない。原産地ではスイカを水筒代わりにしている。スイカの上四分の一くらいを切り取って、棒で果肉を潰してスイカジュースにして、手ですくって飲む。

 スイカはメロンに比べて成長が早い。原産地が砂漠だからだ。カラハリ砂漠には東京の五分の一しか雨がふらない。しかも、決まった時期にしか降らない。そのため、スイカは短期間で大量の水分を吸って成長するようにできている。あまり湿った土地で育てると病気になってしまう。日本では雨除けと保温のためにビニールをかけて育てる。

 俗に、スイカの種子は黒いしまの部分に集中していると言われているが、番組でフルーツカービングのプロに依頼して切り分けてもらったところ、種子の数は変わらなかった。しまのところにあるというのは迷信らしい。

 スイカを真横に半分に切ると、白っぽい筋のようなものがY字に通っているのが見える。維管束(いかんそく)と言って、種子に栄養を運ぶための管である。スイカの種は、維管束の両脇15度くらいのところと、三箇所の維管束の、ちょうど中間部分の両脇15度(言葉で説明しにくいなあ)のところに集中している。そのことを踏まえて60度刻みで包丁を入れると、種が表面に出て取りやすくなるそうだが……# 出すの面倒くさかったら種ごと食べたらいいのではないかと。盲腸になるとかいうのも迷信だし(笑)