ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

プーカッカ・ペーシ(Uoo project)

 プーカッカ・ペーシ(馬ウナギ)はアイルランドの湖に現れる。鉄のように黒く、馬のような頭を持ち、ウナギのような体をしている湖の妖精である。その目撃情報は近代まで後を絶たず、特にアイルランド南部と西部に集中している。


ファッダ湖の怪物
 1954年、アイルランド西部のファッダ湖 Lough Fadda で、図書館員ジョージナ・カーベリー Georgina Carberry 女史が友人と釣りを楽しんでいたところ、長い首、大きな口、尾が二つに分かれた怪物を目撃したという。これはアイルランドに伝わるプーカッカ・ペーシ(馬ウナギ)の伝説と一致する。これをきっかけにさまざまな目撃情報があいつぎ、一時はネス湖の調査隊が入ったこともあったが、1984年を境に目撃情報が途絶えたという。この問題に詳しい地元の図書館員によれば、教育が進んだことでこういったものを見たと証言するのを恥と思う人が増え、目撃しても人に話さなくなったのではないかとのこと。


ナフイン湖の怪物
 アイルランド西部のナフイン湖 Lough Naphooin では、スティープン・コイン Stephen Coyen 氏は、黒っぽいような茶色っぽいような色をしたウナギに似た生き物を目撃した。その生き物は口らしきところから水を噴出していたという。カワウソではないかとも推測できるが、コイン氏はカワウソを何度も見ており、見間違うことはないと証言している。


シャナキーバー湖の怪物
 アイルランド西部シャナキーバー湖 Shanakeever で、トム・ジョイス Tom Joyce 氏は不思議な生物を生涯に三度も目撃している。最初の目撃は1963年のこと。羊の毛を刈る季節(6月)に、湖のイグサの生えていない場所に、鉄の灰色をもっと黒くしたような色の丸いものが、太陽の光をあびてピカピカ光っているのを見た。その生物がイグサの茂みに入っていくと、茂みが左右に分かれていくので見た目よりもずっと大きな生き物であることがわかったという。彼はそういった生物を、ほかに二度目撃している。