ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

カタツムリを捕食する芋虫

 日本で芋虫といえば木の葉や菜っ葉を食べると決まってます。肉食だなんていうと「蛆(うじ:ハエの幼虫)の間違いじゃないの?」って言われそうですが、ハワイにはカタツムリを食べる肉食の芋虫(ガの幼虫)がいるんだそうです。しかもそいつは、自分で吐いた糸でカタツムリを絡め取って食べるんです。なんかゲームの敵キャラにいそうですね。

 幸いというか、なんというか、そのおっかないやつは 7mm くらいの小さな芋虫なんですって。自分の体のまわりに糸でサヤを作って(ケーシング)普段はその中に隠れてるそうです。面白いのはサヤにカタツムリの殻をくっつけてることが少なからずあるそうで、それってカタツムリのふりをして獲物に近づくってことですよね。芋虫にしてはやるなあって感じ。

 その芋虫は、つい最近新種として認められて、Hyposmocoma molluscivora という学名がつけられました。海外のサイトを検索するとHyposmocoma属は一種じゃなさそうなので、ほかの仲間がどんな生活をしてるのかちょっと気になります。

参考
http://www.sciencemag.jp/highlights/20050722/
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081122103902.html