ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

甲申年十一月二十七日辛卯(2005年1月7日)

六曜: 先勝/急用や訴訟は吉。午後は凶。
二十八宿: 亢/買い物は吉。結納なども吉。プロポーズするなら今日がチャンス? 建築関係は凶。
選日: 一粒万倍日/良いことも悪いことも万倍に増える日なので、小さくてもいいから幸せな気分になることをしましょう。

 自分で書いてて選日だけはどういう決まりで巡ってくるものなのかよくわからない。一粒万倍日って正月に入ってから三度目っすよね。六曜は一巡してしまいました。毎度同じこと書いても面白くないなあ。

行事: 七草、人日、福岡太宰府天満宮のうそ替え、鬼すべ、初卯

七草
 「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に」などと歌いながら包丁で野草をたたいてお粥に入れて食べるのが七草です。『和漢三才図会』によると、延喜十年(911年)の正月七日に七草の若菜を供したのが始まりとあり、かなり古くからあった行事です。ただし七種類の野草が今のものに固まったのは江戸時代以降で、それ以前は時代により、地方により、いろんなものを使っていたようです。
 現在知られている七草は、

 七草は日本固有のものではなく、中国でも唐の時代から七草の羮(あつもの:お吸い物のこと)を作って食べていました。

人日
 人日は正月七日のことで、中国では元旦から「鶏、狗、猪、羊、牛、馬」の順に一日ずつ占いをしました。今年一年、家畜たちが病気をしないか、卵や子供をたくさん産むかなんてことを占ったんだと思います。そして七日目は人間について占いました。だから今日は人日。ちなみに明日は穀物について占う日だそうです。

うそ替え
 うそ替え・鬼すべは福岡の太宰府天満宮のお祭りだそうです。まず「うそ替え」ですが、木製のウソを「替えましょ替えましょ」と言いながらその場にいる人と交換するのだそうです。ウソは鳥の名前です。名前が嘘に通じるので、ウソを交換しあうことで嘘を福に転じるという意味があるそうです。みんなで持ち寄るウソは木製ですが、途中で神官が金のウソをこっそり混ぜます。最後に金のウソを持ってた人は超ラッキーだそうです。なんか楽しそう。

鬼すべ
 鬼すべはうそ替えのあとに行われる行事で、鬼に扮した男たちが小屋にたてこもり、追っ手役の男たちが煙で鬼をいぶり出すという勇壮な神事だそうです。千年以上前から続いています。

初卯
 国語の辞書をひくと、初卯は正月最初の卯の日に神社にお参りすることだとありました。この神様の縁日という決まりがあるわけじゃないのでしょうか。
 初卯で検索すると八幡様のお祭りとして紹介しているページがたくさんんありました。でも、正月ではなく二月や三月にすると書いてあるページが多かったです。また、八幡様ではない別の神様のお祭りで、旧暦十一月の卯の日を初卯としてるところもあったりして、卯の日は奥が深いです。今後も注目していきたいと思います。