ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

笊をかかげてひとつ目鬼をおっぱらう

 笹飾りのことを調べているうちに、埼玉県行田市のおもしろい風習をみつけました。

メカイ節供は、コトヨウカ(事八日)ともいわれ、12月8日と2月8日に行われる行事です。行田市の埼玉地域などでは、この日の夜に「一つ目の妖怪」がやって来るので、それより目の数の多いメカイ(目籠のこと。網目の穴を目として見る)を軒先に高くかかげ、妖怪が「俺より目の多いやつがいる」と逃げ出すようにしたものだなどという言い伝えがあり、この晩、人々は「一つ目の妖怪」が通り過ぎるまで家の中で静かに過ごし、早々に寝てしまうことにしていました。
さきたま資料館・埼玉の年中行事より引用

 メカイというのは、ものもらいのことでしょうか。正式にはなんというんでしょう。麦粒腫というのは医学的な用語としてあってるんでしょうか。とにかく、まぶたにできものができて腫れ上がってる状態です。群馬ではメカイゴと言ってました。メカイなどの病気をはこんでくる鬼を追い払う節句なんだと思います。
 十二月八日・二月八日といえば針供養が行われる日としても知られてます。針といえば目(孔)がひとつ。金属製です。金属を扱う仕事は鍛冶屋さんで、日本では鍛冶屋の神様を天目一筒命といって、ひとつ目の神様です。何か関係があるのでしょうか。