ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

二十八宿と月の位置

 太陽の通り道を黄道といい、黄道を十二の宮にわけて、それぞれの宮に星座をあてたのが黄道十二宮です。これは西洋の考え方ですが、中国にも同じような発想があって、黄道上を東西南北に分け、それぞれを七分割したものを二十八宿と呼んで、それぞれに星座をあてました。空に目印を作って月や太陽の位置を記録するためです。月はだいたい二十八日くらいで空を一周するので、一日に一宿ずつ進むことになります。
 その二十八宿というやつは今でも占いに使われていて、高島易断の暦なんかを買うと今日がなんという宿にあたるのか書かれています。今日は新暦の11月25日で、旧暦で言うと十月十四日ですが、宿は「奎」にあたります。これはヨーロッパ式の星座でいうと、アンドロメダ座十二宮で言い表そうとしたら魚座?)のあたりです。
 そこで問題なのですが、現在でも「奎」の日には月はアンドロメダのあたりにいるのでしょうか。先に書いたとおり、二十八宿は月の動きにあわせて作られたようなものですから、かつては月の位置をあるていど正確に言い当てていたはずだと思うのです。でも、そんなのは何千年も前の中国の話ですよね。月は正確に二十八日で空を一周するわけじゃなくて、誤差がありますから、長い目で見たら実際の動きと宿がずれてしまうはずです。
 太陰暦といっても、大昔からずっと同じだったわけではないので、途中でなんらかの修正があったかもしれないし、なかったかもしれないし…というようなことを調べようとしたら、占星術天文学の話って小難しくて頭が痛くなってきました。
 手っ取り早く今日この瞬間に月がどの星座の上にいるのか知るには、どうしたらいいでしょうか。計算すんのめんどくさいので視覚的にわかるとうれしいんですけど。PC98の時代には、そういうのを計算するソフトを持ってたような気がするんだけど、そういえばWindows版は買わずにずーっと過ごしてしまったことに今頃気づきました。


# これは解決。現在では二十八宿と実際の月の位置は一致していないそうです。