ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

笑の大学を見に行った

 昨夜は三谷幸喜の喜劇『笑の大学』を見に行きました…と書こうと思ったら家来のTに先を越された。あー「さるまた失敬」に受けてるし。わたくしとしては今川焼きのくだりでかなりやられて、その後はもう笑いっぱなしだった。三谷作品の『ラジオの時間』より面白いよと言われて見に行ったのですが、笑いの質が少し違うから単純には比べられないけど、たしかに面白い。

 話の筋そのものはかなり深刻な内容だった。昭和15年というから太平洋戦争の直前の話だと思う。日本は戦争に向かっていて、国は娯楽を不謹慎なものとして禁じようとしている。日本にはああいう時代が実際にあったわけだし、その陰で罪に問われて投獄された人、拷問の末に死んだ人だっていたはず。ほぼ同じ設定でシリアスなドラマにもなりそうなのに喜劇なんです。登場人物はみな至ってまじめ。決して笑わせようとしてないのに腹をかかえるほど面白いのよ、なんで?