ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

最中(もなか)ってこんなやつ

  • 米粉を焼いて、軽く乾いた皮を先に作る
  • 皮に餡を詰める(というか挟む)
  • 餡は小豆が主流
  • 基本の形状は円く、さまざまな形のものが作られている

# モナカという読みは、モーダカの音写であるらしい(だとしたら中国にも似た発音のお菓子があるんじゃないか?)。
# 最中はモーダカの当て字だが、最中の月といえば満月のことで、最中の基本形は満月のように円い。


【軽くまとめ】
 モーダカ・歓喜団・最中は、どれも米粉(または小麦粉)の皮で餡を包んだものである。形状としては、どれも円いといえなくもない。
 インドの神ガネーシャシヴァ神パールヴァティー女神の息子で、父親を怒らせて首をはねられ、ゾウの首とすげかえられてしまった。以来、勉学にはげみ、知恵の神となた。また障害と戦う人の神でもある。好物はモーダカ。乗り物はネズミ。
 ガネーシャの両親は男根と女陰をシンボルとする神で性交に関係していることは間違いないが、ガネーシャ自身にそういう神話を聞いたことがない(あるもかもしれないが、知らない)。
 日本に仏教とともに伝来したガネーシャ(聖天)は、ゾウ頭の神が二体で相撲をとっているような姿をしている。しかもそれは相撲ではなく性行為を意味している。聖天さんは人の下半身のように二股になった大根を交差させたもので象徴される。歓喜団と大根をお供えする。
 モーダカと歓喜団、モーダカと最中は関係がありそうだが、歓喜団と最中が直接つながっているかどうかわからない。それぞれ別に中国から渡ってきたものかもしれない。両者のルーツがモーダカである可能性は高いと思う。
 ガネーシャは月の満ち欠けに関係する神でもあり、満月のような太鼓腹を持っているのも特徴である。日本の最中も満月を連想させる食べ物で、満月は太鼓腹や妊婦さんのお腹を連想させる。最中→満月→妊婦→太鼓腹→ガネーシャの腹→月→満月→(くりかえし…)


聖天さん(歓喜天
がっぷり四つの聖天像って中国やチベットにもあるのかなあ。

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