タイ
マレー半島の西、アンダマン海にはモーケンと呼ばれる海の民が住んでいる。一説によれば二千年前からこの地に住むとも言われる。彼らは独特の潜水法をもちいて漁をする。足ヒレも重りも付けない素潜りだが、潜るときに海面で息を「吐き」水深5メートルまで一…
タイのサムイ島にはブタオザルとカニクイザルが野生している。カニクイザルは人間の髪の毛を使って糸楊枝の要領で歯の掃除をするが、それを「子供に教える」という。自分だけで歯の掃除をする時と、子供を見せる時とではやり方が違い、よく見えるように何度…
無人島だったサムイ島(タイ)に最初に入ったのは海南島からやってきた中国人。島全体を覆うココナッツの木に目を付けたからだ。高い木に登って実を落とすのは危険がともなうため、野生のブタオザルを訓練して実を落とさせた。 今ではブタオザルの訓練学校ま…