ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

3月1日の日記、カエルの話とか、ナメクジの卵とか、読んだ本のこととか

 曇り。東京の最低気温は3.3度、最高は12.4度。今日は暖かかったなー。

最近のカエルちゃん

 ベランダのウシなんとかさんはまだ冬眠してますが、部屋の中のちびヒキガエルは雪が降ったりして寒い日だけ物陰で土を掘って冬眠のしそうになるんですけど、暖かくなると出てきて活動してます。今日はダンゴムシとワラジムシを探してきて与えました。春の早い時期はダンゴよりワラジが目立って元気です。

 餌のショウジョウバエはぱたっと羽化しなくなり、ずいぶんたちます。ひょっとすると寒さで死んでしまったかもしれません。少し保温してやればよかったかな。

 暖かい季節は、ダンゴムシとアブラムシでしのげるので、ハエはしばらくいらないかもしれません。また冬が近づいてきたらどうするか考えようと思います。

ナメクジの卵

 ダンゴやワラジを探して、植木鉢の下などを見て歩いていると、小さくて透明な丸いものがあちこちに落ちてました。たとえて言うなら消臭ビーズみたいなものです。たぶん何かの卵なんですが、カタツムリのは(種類にもよるかもしれないけど)白いし、ハサミムシだったら白くて近くに親がいることが多いです。ってことは、ナメクジ?

 不覚にもナメクジの卵がどんな形状なのか今まで知りませんでした。カタツムリと同じようなものだとばかり思っていたのです。さっそく検索してみると、おー、ナメクジの卵って透明なんですね(これも種類によるかもしれないけど)。意外と美しい卵を産むんだ、ナメクジは。

 夕方だったので写真はとりませんでした。明日、あかるいうちに写してみようと思います。

ナメクジとカタツムリ

 東京では、一時期カタツムリが減って、ナメクジばっかりだった時期があります。6〜7年前からでしょうか、いやもうちょっと前からかなあ。ほんっと、ナメクジが増えまくって、カタツムリの姿がほとんど見られませんでした(まったくいないってことはないんですけど)。

 一説によると、温暖化やヒートアイランド現象で気温が上昇して湿度が下がったのが原因とも言われてますが、それならなぜナメクジは増えるんでしょう? ナメクジは乾燥に強いのでしょうか?

 それに、最近またカタツムリをよく見かけるようになりました。温暖化は止まってないと思うので、ほんとに乾燥は関係あるのかなあ、なんて首をひねってます。

読んだ:ヘチと怪獣四兄弟(ヘチとかいぶつ)

ヘチとかいぶつ (韓国の絵本10選)

ヘチとかいぶつ (韓国の絵本10選)

 ↑読んだのはこれの原書で「해치와 괴물 사형제」、直訳すると「ヘチと怪獣四兄弟」です。日本語訳が出てたんですね。ぜーんぜん知りませんでした。この本は絵がちょっとかわいいです。四兄弟はポップですが、ヘチは古文書の挿し絵みたいで、それでいて愛嬌があって気に入ってます。お話も面白く、絵に変化があって楽しく読めました。

 あまり根を詰めずにヒマを見て書き写しては google 翻訳につっこんで読むので、文字数の少ない絵本なのに時間がかかっちゃって、そのわりに単語もろくに覚えちゃいないんです。年々頭が悪くなっててイヤになりますね。


 ヘチ(해치)というのは頭に角が一本ある獅子のような神獣です。正義の生き物で、太陽を守っています。ある日、怪獣四兄弟がヘチが寝ているあいだに太陽を盗んで、四つにわけてしまいました。空の四方に四つの太陽が昇ってきたので人々はびっくり、大変な騒ぎです。ヘチは怒って怪物四兄弟に戦いを挑みます。


 ヘチは中国妖怪の 獬豸 のこと。日本ではカイチと音読みされてます。韓国語のウィキペディアを読むと、ヘチは正義を守る生き物であり、火にも強いそうです。ソウルは国の都として風水的に最高の立地条件にありますが、唯一火に弱い地形だったため、火伏せのために景福宮(王宮)の前に二体のヘチを置いたということです。

 日本の神社にも 獬豸 がいることはいるんですが有名ではなくて、かわりに狛犬が神社の入り口で門番をしています。狛犬も古くは頭に一本角を持っていました。もしかすると、獬豸=ヘチが日本に渡ってきた時、 獬豸 と 狛犬 に別れたのかもしれません。今でも宮城県鹽竈神社や、京都の八坂神社の狛犬は頭に角が一本あります。