いかりや長介のゾウの話
ゾウ、キリンの子育てで変わったエピソードを探しています。 ど… - 人力検索はてな
この質問を見て思い出したのでメモしておきます。
何十年も前に週刊誌で読んだ話です。雑誌の名前は覚えていませんし、当時のことだから誰かが創作した話を実話として紹介している可能性は高いですし、そもそもうろおぼえなので、実際には違うことが書いてあった可能性はあります。
ドリフターズの長さんこと、いかりや長介は、顔がアフリカの部族の人に似ていることなんかもあって、アフリカにとても惹かれており、何度も旅行に行っているそうです。
ある時、乾季のサバンナを移動していたら、小さな水たまりがあり、遠くにゾウの群れが見えたそうです。しばらく様子を見ていると、数頭の大人のゾウが水たまりの様子を見に来ました。
その水たまりは小さくて、群れ全体の喉をうるおすほどの水量はありません。ゾウたちはその水たまりを確認すると、自分は飲まずに群れに帰りました。
そして、またしばらくすると、子象を数頭つれてもどってきて、自分は飲まずに子供たちだけに水を飲ませ、また群れへ戻ったそうです。
ゾウには水を独り占めにせず、弱者に優先して与えるくらいの知恵があるんだね、というような長さんのコメントがついてたような気がします。
今考えると、子象が飲んだら終わってしまうような水たまりを、いくらゾウの鼻がいいからってみつけられるものなのかなあと思うし、いくら長さんがアフリカ好きだからって、そんな決定的瞬間を旅行中に見られるとは思いにくいです。雑誌のライターが創作したんじゃないなら、現地ガイドが語り伝える伝説みたいなやつかもしれません。
でも、わたしは子供の頃この話を読んでとても感動しました。ゾウの神秘性にも驚き、テレビではコメディアンをやっているいかりや長介の深い部分も見たような気がしました。