ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

笑点の大喜利は、放送作家が答えを書いているのか?

日本テレビ「笑点」の「負」の歴史、記録、情報を教えてください… - 人力検索はてな


 上記の質問関連で思い出したことがあるので書いておきます。


 たしか80年代のことだったと思うけれど、正確にいつだったか思い出せません。

 ある有名落語家(名前を忘れましたが、笑点メンバーだったかもしれない)が、とあるラジオ番組(NHKラジオ第一の日曜か土曜の午後やってた番組だったような気がするけどうろ覚え)で、
「落語家は頭がいいって思うでしょ。でもアレ(大喜利のこと)台本があるんですよ」
と言ったらしいです。わたしはこの放送は聞いていません。


 その数日後、讀売新聞テレビ欄の読者投稿コーナーに「それが事実だとしても夢を壊さないでほしい」という内容の、視聴者からの抗議が掲載されました。この記事自体はわたしも読みました。


 讀売新聞といえば日テレと仲間です。笑点も日テレでやってますね。それで、新聞社で笑点の制作スタッフと、台本があると暴露した落語家と、それから NHK からコメントをとって掲載していました。視聴者からの抗議と同じ日ではなく、数日後に続報として掲載されたかもしれません。


 それによると

  • 落語家が言っている大喜利は、笑点大喜利ではなく、NHK の日曜午後にやっていた「お好み演芸会」の中の「花の落語家五人衆」のコーナーのことである。これは落語家本人がそうコメントしたとのこと。なお、花の落語家五人衆は、大喜利形式のクイズで、生活の豆知識みたいなことを落語家に当てさせるコーナーで、パネリストが笑点大喜利メンバーとかぶっていました。
  • NHKお好み演芸会の制作スタッフによれば、花の落語家五人衆には確かに台本があるし、パネリストが質問に来れば事前に内容を教えている。が、落語家のみなさんはだれも聞きに来ない。ただし、三遊亭円楽さん(当時)だけは、必ず毎週内容を聞きに来て、どうやらしっかり予習をしてこられるとのこと。
    • 番組を見ていると、他のパネリスト(全員落語家)がぼけて笑いを取るのを円楽さんだけはウンウンと聞いていて、とっちらかったところで最後に正解を出してまとめてることが多かったと思います。答えを知ってるからできることだと思います。
  • 日テレ笑点の制作スタッフのコメントは、笑点大喜利には台本はない、という意味のことを言ってたと思います。


 日テレのコメントが真実かどうかはわかりません。しかし、司会者だった円楽さんが、どういう順番で誰に答えさせたら視聴者が笑ってくれるか考えながらやってたという趣旨のコメントを残してるそうですから、台本があるとしてもせいぜいお題決めて「こういう感じでお願いします」というレベルだと想像します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%81%8A%E4%BA%AD%E5%9C%93%E6%A5%BD_%285%E4%BB%A3%E7%9B%AE%29#.E3.80.8E.E7.AC.91.E7.82.B9.E3.80.8F4.E4.BB.A3.E7.9B.AE.E5.8F.B8.E4.BC.9A.E8.80.85.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.A6

笑点大喜利には、「実は台本があり、誰がどのような答えを言うかはあらかじめ決まっている」という都市伝説があったが、逝去直前、笑点の司会者時代の回想で、大喜利の際には「あの答えは誰に答えさせようか、視聴率を気にしながらよく悩んだ」と、それを否定する趣旨の発言をしている。

 まあウィキペディアなのでどこまで信用していいかわかりませんけど。


 人力検索の質問は、あくまで笑点黒歴史をたずねるものですし、わたしの記憶にある話は回答としては適さないと思いますので、自分の日記に書くことにしました。