ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

世界最大の巣をつくる新種のクモ

 マダガスカルのアンダシベ・マンタディアというところに幅25mの巨大な巣をはるクモがいるそうです。以前からその存在は知られていましたが、2008年に*1新種として認められ、ダーウィンズ・バーグ・スパイダーと名付けられました。無理矢理和名にするとしたらダーウィンズダカグモって感じでしょうか(こちらを参考にしました)。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/51767767.html
(今なら写真あり)

 無駄にスペックのでかいクモの巣を作るクモが発見されたようだ。その幅なんと25メートル。大型バス約2台分に相当する。そしてその糸の強度は、防弾チョッキなどの素材として使われるケプラーという素材の10倍はあり、生物学的に最強と考えられる素材。まるで人間も捕獲する気満々のクモの巣を作るクモは「ダーウィンズ・バーグ・スパイダ(Darwin's bark spider)」と名づけられた。
 このクモが発見され新種認定されたのは2008年、マダガスカル島のアンダシベ・マンタディア。ただし、公園のパークレンジャーたちは、昔から知っていたらしく、観光客が訪れると誇らしげに見せていたらしい。

 童謡に「ひとりのゾウさんクモの巣に、かかって遊んでおりました」っていうシュールな歌がありますが(これ)、マダガスカルでならクモの巣にかかって遊ぶゾウさんが現実のものとなるってこと? あっ、おしい。マダガスカルにはゾウはいないんだった!

 しかも、ウィキペディアをよくよく読んでみると、25mとか言ってるのはアンカーラインがそのくらい離れてる木にかかってる的なことが書いてあって、網状の巣自体は2.8平米くらいだと…なんだ、それじゃゾウさんがかかって遊べないじゃないか。

 ところでこのクモ、日本にいるオニグモに形が似ています。英語版のウィキペディアで調べました。これによればダーウィンズダカグモはAraneidaeというからコガネグモ科。オニグモコガネグモ科なので、やっぱり仲間なのですね。

 日本のコガネグモ科も立派な網をはります。田舎に住んでたとき、オニグモの何かが3mくらい離れた木と木の間に糸を張ってせっせと仕事をしているのを見ました。完成してたら直径1mを超えるような網になったかもしれませんが、民家の庭だったのでたちまち人間に撤去されてしまいました。

*1:カラパイアには2008年に新種認定とありますが、ウィキペディアによれば、ダーウィンの『種の起源』初版発行から150年後の2009年ってことになってるみたい。