ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

宮中養蚕日記

宮中養蚕日記

宮中養蚕日記

価格:2,625円(税込、送料別)

 群馬県佐波郡島村の蚕種業者田島弥平の長女田島民(たじまたみ)が、十一人の蚕婦とともに宮中(江戸城、皇居)で養蚕を行った体験を書きつづったもの。民の直筆(写真)と、それを活字にしたもの(変体仮名・カタカナ・ひらがな混じりの文語体)と、それを原題の仮名遣いで書き下したものの三種が収録されている。

 明治天皇のお后さま(後の昭憲皇太后)が宮中で養蚕を始めた時の話。「やり方がわからないので知識経験のあるものに聞くように」という要請で、田島家の長女・民が宮中にあがって養蚕を行いました。田島家を紹介したのは、当時の大蔵大丞だった渋沢栄一だそうです。この頃の役人は下級武士出身者が多く、農村のことがわかるのは渋沢栄一だけだったそうです。

(というわけで、血洗島の由来につづく)