これは何語でなんという意味?
上記質問で話題になっている錦絵から、文字の部分だけデジカメでマクロ撮影。
▲横浜海岸通り之真景(三代歌川広重・明治五年)
上記質問で問題にされているのはこれ。本からなのでやはり粗いけれど。VODAZITもしくはVODASITと読める。五文字目がZにも2にも8にも見える。Sを間違えて裏に書いたのかもしれない。
▲横浜商館天主堂ノ図(三代歌川広重・明治三年)
質問とは無関係に、コメント欄に出ている天主堂の文字。HVISUtttXYJか、HVISUCCCXYJか? 最期のJはIかもしれない。
以上、この本より部分引用。
[rakuten:book:10825295:detail]
[追記]
上記質問のコメント欄にも書いたけれど、こっちにも引用。
右側は、沖に碇泊する三本増すとの黒い帆船。乗組員と船客の身なりから商船であろう。港で日常的に見られた貿易船である。しかし船体の砲門を開け大砲をのぞかせている。この時期の商船は武装していないので、これは誤りである。また、ヤードはマストの前、船首方向に付いていなければならないが、船尾の方向についている。これでは風を受けても船は前に進まない。船首布巾の屋根からフォアマストが突き出ている。帆船ではふつうデッキ上に居住用ハウスはつくらない。人も貨物も上甲板の下のスペースに入る。
志澤政勝(横浜マリタイムミュージアム学芸係長・学芸員)という人が書いた解説です。謎の文字が書かれた絵は、全体としては手前に海があって船が浮かんでいますが、その船がかなりデタラメ臭いという話。