ヘミングウェイと多指症の猫
文豪ヘミングウェイは、船乗りから六本指の猫をゆずりうける。猫というのは、前足に五本、後ろ足に四本の指があるが、その猫は前足の指が六本ある。ネズミをとらせたり、長旅のマスコットとして船で飼われていた猫たちは、近い血筋の猫と交配を繰り返すので、こういう障害が出ることがあるそうだ。
ヘミングウェイの猫は、フロリダ州キーウェストの屋敷で、主の死後も暮らしている。もちろん世代交代しているのだが、指が多い猫もまだいるそうだ。
ヘミングウェイの屋敷は、現在では私設の博物館になっているが、アメリカの農務省から今後も多数の猫を飼うなら敷地から出ないように柵をめぐらし動物園と同じように飼いなさいと指導され、裁判所も一度は博物館側の抗議を却下した。
しかし、キーウェスト市が博物館を支持し「6本指のヘミングウェイの猫たちは、歴史的かつ社会的に意義があり、観光面でも重要」と、条例の例外を認めた。
こちらのサイトには、ヘミングウェイの屋敷に住む猫の写真が多数。
http://blogs.yahoo.co.jp/tomomithenet/archive/2008/2/7
ウィキペディア:アーネスト・ヘミングウェイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4
ヘミングウェイの猫 [編集]
ヘミングウェイは猫好きで、知己の船長から2匹の猫を貰い受けている。この猫は近親交配の結果か足の指が6本ある多指症で、ヘミングウェイは幸運を呼ぶ猫だと信じていた。ヘミングウェイ博物館ではこの猫の直系子孫が50匹ほど今も飼われており、6本指の遺伝子を受け継いでいる。
しかし、これらの猫は、米農務省より指定の設備と動物園としての認可を受けなければ認められないと勧告され、博物館からの立ち退きを迫られていた。裁判所は博物館側の訴えを却下し、当事者同士で話し合うよう判決を下したが、博物館のあるキーウェスト市当局が博物館側を支持。「6本指のヘミングウェイの猫たちは、歴史的かつ社会的に意義があり、観光面でも重要」と位置づけ、農務省が見做した展示物としての動物ではなく、飼い猫は1世帯につき4匹までとする条例の例外として認めた。