指が動くキリスト像(続・世界の怪奇ミステリー)
「見る角度で指が動くキリスト画」についての情報を探しています。
30年くらい前に出版された怪奇現象を紹介する本に
画質の悪い白黒写真が掲載されているのを見たのを
最近になって思い出して気になって仕方がありません。・シシリー島ロソリーノ村の教会にある
(本に書いてある説明はそれだけでした)
・キリストの肖像画で右手を胸のあたりでチョキにしている
(祝福を与えるときのポーズだと思います)
・本にはその絵の写真が二枚載っていて、一枚はチョキの指が開いており、
もう一枚は指があきらかに閉じてます。
絵は指以外同じものに見えますが、印刷の関係か
濃淡が少し違って見えます。実在するならもっときれいな写真を見たいし、
写真がないまでも、もうちょっと詳しい情報があればと思います。
ネット上で見たとか、「こういうトリックだって○○で読んだ」とかの
情報をお持ちの方は教えてくださるとうれしいです。
これは二年ほど前に 2ch のオカルト板にわたしが書いたものです(当時見た方がいらっしゃったら、あれはわたしでした。どうもありがとう)。残念ながらなんの情報も得られませんでした。はてなには外国語ができる方がいらっしゃるので人力検索にもかけてみようかとも思うんですが、写真もあるのでここにも書いておきます。
掲載されていた本は南山宏・著『続・世界の怪奇ミステリー』という1975年(昭和五十年)発行の本です。古い本でとっくの大昔に絶版ですし図書館などでみつけられる見込みも薄いので、問題の写真を貼らせていただきます。
▲この本に掲載されている写真です。まあ、かなりアヤシゲな本ですよ。今じゃ常識になっているクマムシを宇宙生物として紹介してる。でも今読んでも面白い。「続」ってことは他にも出てるんですよね。欲しいな、どっかに落ちてないかな。
▲これが問題の、指が動くキリスト像です
単純に捏造なんでしょうか。それとも情報のもとになるようなキリストの絵が本当にあるのでしょうか。
[追記]
内心では「きっと捏造記事。南山氏が作ったんじゃなければ海外のゴシップ紙か何かが作ったに違いない」と思っていたんですが、あにはからんやキリスト像自体はシチリア島のロソリーニに実在するそうです。その絵はカルメラ・アプリレ(読み方違ってるかも)という女性が訪問セールスから購入したもので、特に珍しいものじゃないらしいです。カルメラ女史が天のお告げを聞いたので自宅を教会にしてこの絵も飾っている。ある日フロリーディアから来た参拝者が、キリスト像の手が動いて見えたと証言して騒ぎになった……というのが概要みたいです。
実際に動いて見えるかどうかは結局わからないんですが、絵が実在していて、デタラメに作った話じゃなかったと分かっただけでも大満足です。三十年くらい、ほんとうに気になっていたものですから。