ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

秋田書店はBJだけで食べてるのかね

 ヤングチャンピオンサスペリアミステリーだけじゃなく、週刊チャンピオンやチャンピオンREDにまでブラックジャックの焼き直し漫画が載ってるのよね。こうなるともうやりすぎっていうか、他に商売のネタはないのかと言いたい。前にも書いたけどサスペリアミステリーのはリメイクというより単純な書き直しだし、週刊チャンピオンに載ってるのも、完璧に描き直してるだけなのよー。
 こういうもののリメイクにはいくつかの手法があると思うんだけど、ひとつはBJの設定を生かしてまったく新しいストーリーを作る方法。これはヤングチャンピオンでやってて成功してると思うのね。それでやめときゃいいのに、週間チャンピオンでまで「書き直し」で読者を増やそうだなんて、ちと甘くないですか。今週号はケネス大尉で、時節柄ちょうどいいネタではあるけれど、もうほとんど手塚の漫画を模写してるようなレベルの描き直しじゃないですか。
 えーと、ヤングチャンピオンと別のコンセプトでやろうという主旨なんだと思うけど、だったらまんま描き直すのではなくて、ストーリーや台詞をそのまま使ってまったく別の世界に持ってきてしまうとかじゃないとダメだと思うわけよ。すっごくありがちな例で言えばハムレットなのに日本の江戸時代でやるとか。話はケネス大尉なんだけどピノコはきんどーちゃんでブラックジャックはトシちゃんだったりしてほしいわけー(例が古くてごめんね。マカロニほうれん荘なんて知ってる人いる?)。週刊チャンピオンは次からは立ち読みでいいや。サスペリアに至っては読もうって気すらおこらない…もうちょっとなんとかして。
 今月はチャンピオンREDにも同じようなのが載ってるけど、これはちゃんとオリジナルのストーリーになってて悪くはなかったです。ヤングチャンピオンの最新号と内容がかぶってるのはわざとかな。どちらも見えない患者を手術する話でした。雪の夜話というエピソードを使ってるけど、いちおうどっちもオリジナルストーリーになってました。ただ、ヤングチャンピオンのやつは見えない患者を手術させるまでの話のもっていきかたにおもしろみがなくてイマイチ。そこへいくとREDの吉富昭仁のやつは昆虫ネタだったりして面白かったです。ちょっとテンポ悪かったけどね。
 などと、あれやこれや比べてイライラしてるのは、すでに秋田書店の策略にはまっているということ?