ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

ペリケファリア(「世界ふしぎ発見」より)

 ペリケファリアは馬の尻尾で作る飾りである。これは貴族以上の男性が身につけることを許されているが、アレキサンドリアでは特別に女性が身につけることを許されている。当時の兵隊がかぶとにつけていた房飾りがそれである。

 アレキサンダー大王(アレキサンドロス三世)が遠征に行く前のこと、大王がギリシアに反乱の鎮圧に行っている間にアレキサンドリアの町に異民族が責めてきた。残された女たちが勇敢に戦い町を守った。大王は非常に喜んで、この町の女性にペリケファリアを付けることを許した。

 アレキサンドリアの女性が身につけるペリケファリアは単純な房飾りではなく、馬の尾をたわしのように束ねたものを長くして頭に巻き付けたもの(テレビで見るかぎりそう見える)。かぶとにつけた房とはまったく違うものに見える。

古代ギリシア人はゾウや恐竜などの化石を見て巨人がいたと信じた

 情報は「世界ふしぎ発見」。
 テレビではデイノテリウム(ゾウに似た生き物)恐竜の化石からはグリフィンを想像したのではないかと言っていた。そこまで言うと言い過ぎのような気もするが、面白いからまあよし。

古代ギリシア人の世界観

 紀元前四世紀くらいの世界観。世界の西半分の北側にマケドニアヨーロッパ大陸)があり、その南にはリビア(アフリカ大陸)があり、東の中央にペルシア、ペルシアとリビアの間にアラビア半島、ペルシアの東にソグティアナ(ソグド人の国:中央アジア)、ソグディアナの南にインドがある。

トケビ(ウルルン滞在記)

 むかしあるところに貧乏な若者がいました。たきぎを売って毎日をやっと暮らしていました。ある日、若者がやせこけた牛にたきぎをのせて山を歩いていると、怪我をした赤ちゃんトケビがやってきて言いました。
「助けてください。牛のお腹の中に入れば怪我もなおります」
 心の優しい若者は、赤ちゃんトケビを牛のお腹の中に入れてやりました。そして、若者はトケビの入った牛に10カ月の間おいしいものをたくさん食べさせました。やせっぽちだった牛はすっかり立派になりました。トケビの赤ちゃんも牛のお腹の中ですくすく育ち、怪我もなおりました。ところが、あまり大きく育ったので、牛の中から出てこられなくなってしまいました。けれど若者が大きなあくびをすると、牛もつられて大きなあくびをしたのです。そこでトケビは牛の口から飛び出しました。
 それから若者は、立派になった牛を使って今までの何倍も働いて大金持ちになりました。そして美しいお嫁さんをもらって幸せに暮らしました。トケビは良い心の人間のところにやってくる妖怪です。トケビがやってきた家にはかならず幸せが訪れます。


※韓国の人の発音を聞いているとトケビより「トッケビ」に近いような気がする。