セントポール寺院、ささやきの回廊

　イギリスのセントポール寺院には、丸天井の下にぐるっとひとまわりできる廊下があるそうです。

　ドームの中心側には仕切りがないので、向こう側を歩いている人が見えるわけですが、非常に大きな建物なので、対岸に向かって叫んでも何を言ってるのかよくわからないらしいです。

　ところが壁側を向いてささやくと、あら不思議、向こう側の人に声が伝わります。いや、伝わるそうです。わたしは行ったことがないのでわかりません。叫んでも聞こえず、ささやくと聞こえるというので「ささやきの廊下」とか「ささやきの回廊」とか呼ばれているそうです。

　子供の頃に『なぜなにびっくり理科てじな』という本で読んだのを急に思い出しました。セントポール以外にも、インドのカルナータカ州北部ビジャプールにある聖廟ゴール・グムバズなんかにもあるそうです。参考、こちらのサイト＞http://tamon.in/?p=1525

　すごくすごくすごーーくやってみたいです。日本にはささやきの回廊現象が起こる建物はないのでしょうか。

　ところで、上記URLの実物の写真を見てすごいこと(?)に気がつきました。『びっくり理科てじな』の挿絵は、ささやく場所が違ってますよね？　天使の絵まで同じなのに、うっかりミスなのか、それとも絵的な問題でわざとそうしたのか……

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