韓国の凧:鳶(よん)
紀元前の昔、二つの国が争っていた。A国は「B国に流れ星が落ちたので、B国に未来はない」と噂を流した。B国民がおびえて戦意を失ったので、B国の王様は凧に火をつけた藁をぶら下げて空に上げ「このとおり星が空に帰ったので危険は去った」とふれまわった。以来、凧あげは災厄を払うと言われている。
また、凧は狼煙のかわりにも使われた。豊臣秀吉が朝鮮半島を攻めた時、朝鮮軍はさまざまな模様の凧をあげ、遠くの兵に指令を伝えたと言われている。
韓国では旧暦正月の最初の満月の日に鳶(ヨン)と呼ばれる喧嘩凧をあげる。相手の糸を切ったほうが勝ちだが、この日は糸を切られた方がお礼を言うならわしである。
韓国の手仕事 価格:1,680円(税込、送料別) |