ついでにドラマのタイトルも聞いてみました
こちらも解決しました。
斎藤栄の「悪魔を見た家族」だそうです。
このとおり、人力検索って実はすごいんです。
しかし、今のままではいつまで続くやら。
[追記]原作本を読んでみました
わたしの記憶にはやや間違いがあるようです。
以下にネタバレない程度にあらすじを書きます。
- 家族の構成は、父・母・兄・妹と、離れに住んでいるお爺さん・お婆さんの六人。
- 母親には姪がいる。両親と死別したので娘同然にかわいがっている。
- 姪が軽井沢で変死する。最初は自殺だと思われていたが、密室殺人っぽい。
- ただし、この事件は序盤ではあまり強調されない。父親が刑事から状況説明を受けるシーンなどはあるが、犯人捜しは結末で一気に行われる。
- 父親は大学の教授で、教え子と不倫している。
- 妹は父親の教え子とつきあっており、妊娠している。
- 父親が不倫相手と関西に旅行して、「えび羊羹」を食べる。その羊羹がコレラ菌に汚染されていた。
- 父親が帰宅後、離れのお爺さんにコレラが発病する。
- 妹が流産する。兄が胎児をマンホールに捨てる。
- 海からコレラ菌が出たとかで、発生源がこの家のまわりだと知れてしまう。
- そんな中、父親が出かけるといって、転落死する。
- レンタカーを走らせてガードレールのない崖から落ちた。
- 胸ポケットに名刺があり、裏に遺書めいた文言が。自殺か?
- 軽井沢で姪を殺したのは父親ではないかと一瞬疑われる。
- 父親の検視の結果、殴られたあとが見つかり、他殺説が濃厚になる。
- コレラの調査が進んでマンホールから赤ん坊が発見される。
- 一家が病院に隔離される。発病してるお爺さんも命はとりとめる。
- 母親大混乱しながらも事件の真相をしらべはじめる。
- ふたつの殺人事件に共通した犯人が?!
…このような感じで、父親が死んだ後半から、事件の真相を解くミステリー的な展開になっていきます。ただ、通常のミステリーと違って、前半で必死に謎を追うのは保健所の職員だし(偽名でホテルに止まっていたコレラの保菌者をつきとめようとしていた)、後半で母親が謎を解く場面も、そんなことなら誰でも思いつく(現に警察はその線で操作している)ようなことばっかりで、謎解きは二の次なんだと思います。
テレビドラマの内容はあまりはっきり覚えていないのですが、自分の記憶では崩壊していく家族を描く暗いストーリーで、殺人事件とか謎解きとかはぜんぜんなかったような気がしてました(思いこんでただけで、たぶんあったのでしょう)。
救いようがないくらい暗くて気持ちの悪い話だと思っていたのですが、原作本はとても面白かったです。
ちなみに、父親以外全員死んでしまうんじゃないかとか情報がありますが、死んだのは姪と父親だけで、母・兄・妹・お爺さん・お婆さんは生きてます。