ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

日曜出れる人

 近頃は、ら抜き言葉のほうが主流になっているのでしょうか。ここまで全員がら抜き言葉で話すのを聞くと、さすがに気味が悪くなってきました。若い人だけではありません。ある程度年配の、偉い先生たちまでそんな話し方をしています。言葉は時代とともに変化するものとはいえ、そういう言い方「しかできなくなっている」のが気持ちが悪いのです。

 話し言葉だけならば、勢いで口から出てしまう可能性はあります。また、ターゲットをある程度しぼった書き物も、砕けた口調になっても不思議はありません。けれど、改まった場面ですら、ら抜き言葉が横行しているのです。

 先日、あるお店の店員募集のはり紙に「日曜出れる人」と書かれていました。手書きの文字ではありません。フォントでしたし、きれいにレイアウトされていました。こんな場面でさえ「ら」の一文字を入れて書くことさえできないのですか?

 名前はわかりませんが、ある女優さんが新作映画の記者会見で話しているのをテレビで見ました。とても美しい方で、清楚で頭の良さそうな方です。ところが「この映画に出れて幸せです」なんて平気で言うのです。わたしは女なのでどうでもいいのですけれど、男性陣はこういうのに本当にそそられるのでしょうか?

# 変な反論をされると面倒くさいので書くのですけれど、その人とプライベートで仲よしになって、素の部分がかいま見えた時に砕けた言葉遣いになる、というのは萌えますよ。でもね、場面は記者会見なんです。話の内容も冗談ではありませんでしたし、映画もコメディではないのです。

 なんてことを書いているわたしは、そうとうイタい言葉遣いで文章を書くので人のこたぁ言えないんですけどね。文章がへたくそなのを隠すために、わざと強烈に崩してしまおうというのが主旨だったのですが、誰も彼もが修復不可能なほどにぶっ壊れてしまった現在、はずかしくて昔みたいな真似ができなくなってきました(泣)