ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

[ネタ袋][ニュース]現存する日本最古のアニメーションは?

◎発見、日本アニメの原点…90年前の作品「なまくら刀」
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080326-OYT1T00661.htm

 東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)は26日、日本で劇場公開されたアニメーション映画としては、現存する最古の作品といわれる「なまくら刀」のフィルムを発見、デジタル技術によって復元したと発表した。

 この作品は、日本のアニメーション映画創始者の一人、幸内純一の第1作で、1917年6月に公開された。切れない刀を買わされた武士が試し切りをしようとするが、逆に飛脚らに打ち負かされる姿をユーモラスに描いた、上映時間2分間の無声映画

 フィルムを発見したのは、映像文化史家の松本夏樹さん(55)。昨年7月、大阪市内で開かれた古物市で、小型映写機と4本のフィルムを購入。その中にあったのが「なまくら刀」だった。通気性の良い紙製の箱に保存されていたため、劣化もほとんどなかった。

 同センターによると、劇場公開された日本のアニメーション映画では、17年1月公開の「芋川椋三玄関番の巻」が最古と言われるが、フィルムの存在は確認されていないという。

 同センターは、「なまくら刀」や同時に発見された「浦島太郎」(18年)などを、4月24日から始まる企画「発掘された映画たち2008」で一般公開する。
(2008年3月26日22時43分 読売新聞)

 1917年というのは大正六年にあたります。わたしゃ明治時代くらいからあるのかな、と思ってました。でも、ディズニーの蒸気船ウィリーが1928年だそうだから、ディズニーに影響される前から日本でアニメーションを作った人がいるというのはすごいですよね。


 このニュースに関連して思い出したことがあるのですが、確か二十年ちょっと前に、そうとう古い反戦アニメ(?)が発見されたというので話題になったことがあるんですよ。タイトルも内容も思い出せないんですが、影絵みたいな絵柄で、オジサンがスタスタ歩いているシーンを覚えてます。日本の軍部に反戦色の強い部分を切られてしまったとかで(このあたりもうろ覚え)全部は残っておらず、当時そのフィルムを作った人の証言をもとに、現代のアニメーション制作会社で切られた部分を再現して、イイノホールあたりで上映会もしてたと思うんです。わたしはそれが見たくてしょーがなかったんですけど見るチャンスがなかったのを覚えてます。あれは、なんていう作品だったかなあ。
 
# 解決。「煙突屋ペロー」でした。