ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

入院写真ミニ放出


 点滴。術後はオナラが出るまで食事もできないし、場合によっては水すら飲ませてもらえません(わたしの場合は水だけは一口くらいならいいよと言われていたけれど)。その間、ブドウ糖とか電解質とかの点滴が24時間ずーっと続いてました。食事が始まってからも、五分がゆになるくらいまで、一日2本のブドウ糖の点滴が続いてました。これがバカにできないほどの栄養と水分の補給になってるらしくて、一般食を食べられるようになって、点滴が終了したら尿がジャージャー出て、一日に3kgも体重が減りました。これにはビックリ。



 バラのくすだま。術後に元気があったら折ろうと思って、折り紙を持参してました。折り方の本を読まなくても折れるもので、ウケを狙えるものと思って、昔覚えたバラのくすだまを作ってみました。しばらく身近に飾ったあとに、ナースステーションに押し売りのごとく飾り付けておきました。



 術後初めての一般食。胃腸系の病気ではないのですが、術後は腸の動きが止まるらしくて、オナラが出るまで食事はさせてもらえません。軽い人だと翌日にはオナラが出ちゃうらしいんですけど、わたしの場合は腸の近くの腫瘍をとったり、腹水を大量に抜いたせいでアルブミンの欠乏で腸がむくんだりして、三日たたないとオナラが出ませんでした。

 たった三日とはいえ、長いこと長いこと。腸は動いてるんです。時折、大腸が動いてゴロゴロ言うのがわかるし、ものすごい量の空気がボコって音をたてて異動するのがわかるんですけど、途中で停滞しちゃってオナラになって出ないんです。直腸のところまで何かが来てる感じがするのに引っ込んでしまったりして。このままいつまでもオナラが出なかったらどうしようって、ほんとにもどかしかった。点滴のせいで死なないのはわかってるけど、死ぬ死なないよりものを食べられないのがつらいんです。生き物は、自分の口からものを食べることで元気になってるんだと思います。わたしなんか食事ができるようになるまで酸素吸入もとれなかったし、自力でトイレに行く力も出なかった。

 オナラが出ると、最初は重湯に塩を入れたのから始まって、次の日は重湯にちょっぴりお米が入ってるだけの一分粥(二分粥だったかも)に玉子豆腐みたいなやわらかいおかずがついてくる感じ。次はもうちょっとお米の量が増えた三分粥になって、五分粥くらいになるとおかずもかなり固形物になって、最後に全粥になって、やっと普通のご飯(一般食)が食べられるようになります。

 写真は術後最初の一般食。豚カツなんですけど、はっきりいってゲロマズでした(笑)お肉が「なんで?」と思うくらいぱさぱさで、ひょっとすると湯がいてあるのかなぁって感じです。でも最初の一般食だったのでそれなりに満足でした。



 朝食のパン。朝食はパンか米飯か選べるんですけど、うっかりパンを選んだら、これが不味いの不味くないのって、一口も食べたくないくらい不味いのよー。こら、マルミヤ製パン合資会社、おまえんとこのパンすげー不味いぞ。どうにかしろ。ひょっとして病院用のレシピで作った特殊パンなのかなあ。もう食事制限はないのでマトモなパンを食べたいんですけど。こないだなんか、あまりにも不味くて喉をとおらず、仕方なく売店におにぎりを買いに行ってしまいました。来週は朝食も米飯にするよ、あたしゃ。